平成12年度『生きがいダイヤル』年間放送予定テーマ
〜子育てワンポイントアドバイス〜年24回テーマ( 月2テーマ )
期  間 内       容
4 月 1日〜15日 新しいスタートに向けて
16日〜30日 幼稚園や学校に早く馴染むには
5 月 1日〜15日 生活リズムを大切に
16日〜31日 上手な褒め方と叱り方
6 月 1日〜15日 好ましい交友関係を育む
16日〜30日 反抗期への対応のしかた
7 月 1日〜15日 思いやりの心について
16日〜31日 通知表の見方とと捉え方
8 月 1日〜15日 子どもたちの社会参加について
10 16日〜31日 学習意欲を持たせるために
11 9 月 1日〜15日 読書指導について
12 16日〜30日 基本的な生活習慣について
13 10月 1日〜15日 子どもが親に望むこと
14 16日〜31日 いじめと人権について
15 11月 1日〜15日 親子でボランティア活動を
16 16日〜30日 健康な体と心について
17 12月 1日〜15日 家のお手伝いについて
18 16日〜31日 子どもの好寄心について
19 1 月 1日〜15日 親子の触れ合いについて
20 16日〜31日 命を大切にする安全教育
21 2 月 1日〜15日 子どもが勉強についていけない時
22 16日〜28日 学校に行きたがらない時
23 3 月 1日〜15日 子どもの進路と生き方について
24 16日〜31日 小学校入学前の不安について

※放送実施内容



4月1日〜15日 放送題 「新しいスタートに向けて」


 
春休み中は、子供たちものんびりと英気を蓄えているように見えますが、心や頭の中では、新学期に向けての抱負や希望を膨らませ、今年こそは頑張るぞと意欲を燃やしています。その一方で「友達ができるかな」「勉強はできるようになるかな」などの不安や適度な緊張感を持って、新しい幼稚園や学校での楽しい生活を想いめぐらしているところだと思います。
 ご家庭では入学や進級に向けてのお買物などがありましたら、子供の気晴らしを兼ねてショッピングを楽しみながら、親子、和気あいあいの中で子どもの夢をどんどん膨らませて上げて欲しいものです。
 いよいよ新学期が始まります。元気良く「行ってきます」と登園・登校している子供も新学期始めのこの時期は「先生になじめない」とか「友達が離れていった」「なんとなく学校に行きたくない」といった悩みや不安を持っているものです。
 そんな時、子供はどことなく元気がなかったり、食欲がなかったり、時には当たり散らしたりしますので、親は子供の様子や態度をよく観察して、その変化を見逃さないようにすることが大切です。
 そして、子供の話にしっかりと耳を傾け、子供のかかえている不安や悩みを温かく受け止め、少しでもその気持ちを和らげあげるよう努めてあげて欲しいものです。
 さらに「新しい友達つくろうね」「勉強は大丈夫だよ」「先生とも仲良くなろうね」など、親は、子供の精神的な支えとなるよう心掛け、子供に前向きな気持ちを持たせるとともに、担任の先生に相談してみることも大切です。

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4月16日〜30日 放送題 「幼稚園や学校に早く馴染むには」

 子供が元気に「行ってきます」と登園・登校している間は、安心ですが、子供によっては、張り切りすぎて気持ちと体が空回りして疲れ果て、「今日は行きたくないよ」といった状態が、そろそろ出始める時期です。
 そんな子供を目の前にした時は、その原因や理由を正しく把握していくことも大切なことですが、担任の先生を好きにさせていくことが一番効果的な方法だと思います。
 子供には往々にして起こりうることですが、些細なことで先生が注意しますと、怒られた、叱られたと受け止め「先生はおこりっぽいから嫌いだ」と言ってみたり、ある時は、先生に褒められて「先生は怖い時もあるけど好きだ」と、その時々によって先生に対する想いが変わっていくものです。
 子供は、その時の気持ちや気分によって先生の悪口を言ったり、学校であったことを全く喋らなくなったり、部屋に閉じこもるなど、様々な態度や行動を表します。
 このような時、親は慌てることなく落ち着いて対応し、子供の言い分をしっかり聞いてあげる必要があります。
 ただし、子供が話したことを鵜呑みにして、すぐ感情的になったり、一緒に悪口を言ったりすることだけは、絶対に避けなければなりません。
 親が、先生を信頼していることが子供に伝わっていくと、
子供と先生の信頼関係も徐々に深まり、安心して学校生活を過ごすようになっていきます。

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5月 1日〜15日 放送題 「生活リズムを大切に」


 子どもたちは、新しい学級にも慣れ、楽しい学校生活を送っていることと思います。しかし、中には、緊張の連続で体調を崩している子どもさんもいるのでないでしょうか。
 子どもたちの一日の生活には、おおよそ起床―朝食―登校―帰宅―自由時間―夕食―就寝などといった一連のリズムがあります。その中で子どもたちは、さまざまな基本的生活習慣を身に付けていきますが、その基本的生活習慣が身に付いていないために、日常の生活が不節制に陥ることがあります。
 例えば、夜遅くまで起きている子は、どうしても翌日早く起きることが出来ず体調を崩してしまいます。また、朝、排便の習慣が身に付いていない子は、通学の途中でお腹が病んだり、気持ち悪くなったりするものです。自由時間の使い方をみると、以前は友だちとの外遊びが中心でしたが、最近ではテレビやゲーム機など一人遊びの方が多くなり、友だちと上手に遊べない要因にもなっています。
 そこで、基本的生活習慣を身に付けさせるために、親が中心となり家族共通の生活リズムをつくることが最も大切です。また、子どもに対しては、過剰な手助けをせずに温かく見守り、約束ごとなどを守らないときには、だめなものはだめと、厳しく躾けをすることも大切です。親の適切な指導と援助は、子どもに生活習慣を身に付けさせ有意義な生活をさせることとなります。
 こうしたことに気を配り生活のリズムを築き上げていきましょう。

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5月16日〜31日 放送題 「上手な褒め方と叱り方」


 子どもに限らず「褒められる」と誰でも、嬉しいものです。子どもたちは、親や先生から「よくできたね」「よくがんばったね」「いいことしたね」などと褒められると自信や誇りを持ち、苦しかったけれど、がんばって良かったと体全体で喜びを感じながら、これからも意欲を持って「やるぞ!」と自分から進んで何事にも取り組もうとするものです。
 一方、「叱られる」ということは、嫌な気持ちになりますが、悪いことに気づかせることですから、「何が正しくて、何が悪いのか」「何が間違いなのか」などその行いを心の奥に深く刻んでいくことになります。
 子どもたちは「叱られた」ことは、大人になってもよく覚えているものです。だから毎日の生活の中で、命にかかわるような危険な行いや、してはいけないことには、しっかり叱ってあげることが大切です。
 ところで大事なことは、親の気まぐれから一貫性のない褒め方や叱り方はいけません。また誰にでも間違いはあるものです。もし、間違って叱り、子どもの心を傷つけてしまった時には、素直に謝ることです。それは、子どもとの信頼関係を深め、親子の絆を強くすることになるからです。
 とにかくタイミングを逃さず、勇気を持って褒めたり叱ったりして励ましてあげて下さい。

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6月 1日〜15日 放送題 「好ましい交友関係を育む」


 子どもたちは生長するにしたがって、友達の選び方やつきあい方が、大きく変わっていくものです。
 幼児期は、遊びを通して、社会性を身に付ける段階です。子どもたちは、遊びの中で相手のことをあまり考えないで行動を起こしてしまい、激しいけんかもしますが、すぐに仲直りをします。その中で相手を認め、ゆずりあう心を少しずつ学んでいきます。このような遊び仲間が我が子にも必要だと考えて、お母さん方は公園デビューをこころみるのでしょう。
 小学生時代は、親の見える範囲で同学年や同級生を中心に遊びやスポーツなどで結びつき、場面場面で違った仲間づくりをしていきます。親の目にはいじめや意地悪のように写るかも知れませんが、子どもたちは、その集団を大きくしたり壊したり、仲間を入れたり外したりして、周りの人々との交わり方や物事に進んで関わろうとする力を身に付けていくものです。
 中学生になると、子ども同士の絆が強くなり親との会話も少なくなりますから、親としては不安な時期です。表面的にはスポーツや趣味などを通して、仲間作りをしているようですが、その興味や感心だけではなく、心の交流を求めはじめています。本格的に自分を見つめ、新しい自分を作っていくために、親しい友達を求めて、心の支えにするのです。
 お母さん方が友達を選んであげる時期は終り、自分の親友を決めていく時期ですから心配でしょうが、子どもにつかず、離れずその生長を温かく見守りつづけてあげてください。
 いずれにしても相手の考え方や気持ちを理解しながら、互いに心身ともに成長していく関係が大切です。

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6月16日〜30日 放送題 「反抗期への対応のしかた」


 反抗期は、ふつう3〜4歳ごろに見られる第一反抗期と13〜14歳ごろに見られる第二反抗期があるといわれています。
 どちらの反抗期も子どもたちが、自己を確立するために欠かすことのできない発達課題であり、成長のプロセスです。
 いずれの反抗期も、今まで素直であった子どもが、突然に手のひらを返したように、つっけんどんになったり、親を無視した行動などをとるものですから、親はびっくりし、自分の育て方に誤りがあったのでないかとか、友達に影響されたのではないかなど、色々悩むものです。
 そのような行動が表れだしてきたら、子どもの自立が始まったことですから、むやみに動揺したり干渉したり逃げたりせず、しっかりと受け止めてやることが大切です。子どものありのままの姿を受け入れ、今何を考え、どんな理由でそんなことをするのか、子どもの心の内によく耳を傾けてあげることが大切です。
 目にあまる行動がある時には、きちんと分かるように話をし、叱らなければならない時には、しっかり叱ってあげることです。
 子どもの揺れ動く心を受け止めることで、お父さんやお母さん方は、子育ての難しさを味わうことになりますが、家族みんなでこの大切な時期を乗り越えていきたいものです。それには普段からの親子の対話や信頼関係をしっから築いておくことが大切です。

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7月 1日〜15日 放送題 「思いやりの心について」


 お母さん方は毎日子どもの生活を見ていて、「うちの子は、思いやりが少々足りないな」とか「うちの子は、思いやりがあり、優しい子に育っているな」とその時、その時に、いろいろ感じていることと思います。
 思いやりのある子どもに育つためには、お母さんたちの生活態度が大きく影響するものです。
 こんな出来事がありました。子どもをつれそったあるお母さんが交差点で信号待ちをしていると、隣の白い杖をついた女の子が不安そうに立っていました。やがて信号が変わると、目の不自由な女の子は、注意深い足取りで人ごみの中を歩き出しました。その時、そのお母さんは女の子の後ろに回り、いつでも手を貸せるように付かず離れず歩きました。無事渡り終えると、そのお母さんは何事も無かったようにわが子の手を引きながら行ってしまいました。
 このお母さんの思いやりの行動は、単なる同情や憐れみでないことは、誰の目にも明らかなことです。
 思いやりのある子どもを育てるには、単に口だけで人の気持ちを考えなさいとか、親切にしなさいという言葉では育たないものです。親の態度や行動を見習いながら培われていくものです。
 親が毎日温かい思いやりのある心で生活をすることがもっとも大切なことと思います。

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7月16日〜31日 放送題 「通知表の見方と捉え方」


 子どもたちは、終業式の日に期待と不安を胸に通知表を持って帰って来ます。
 通知表は、学期の終りに届く学習や生活の診断書であり、学校と家庭を結ぶパイプの役目をしています。
 お父さんお母さんは、どんな観点で通知表をご覧になっていますか。往々にして、単に学習の評価があがった、さがったというだけで子どもを評価していまうことがありますが、それは誤った見方だといえます。
 通知表は、学習や生活全般にわたって、子どもががんばってきた活動の様子や学校生活を振り返って反省しなければならないところなどを保護者に知らせることを目的としています。ですから通知表は、子どもの人格を評価するものでなく、学校生活の様子を知らせるものと捉えてください。
 通知表に表れる学習の評価は、その学習の内容に対してどの程度達成できたかを示しているに過ぎません。
 通知表を見た後には、良かったところはさらに伸ばせるように、また、もう少し努力が必要なところのは励ましの言葉をかけてあげることが大切です。親の温かい励ましの言葉は、子どもの学習意欲につながっていきますので、大いに言葉を掛けてあげてください。

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8月 1日〜15日 放送題 「子どもたちの社会参加について」


 この頃、家の中で一人遊びに夢中になっている子どもたちが増えていると言われています。
 子どもたちが周りの人々と関わりが少なくなってくると、心や体のバランスが崩れ、望ましい人間関係ができなくなります。そこで家庭や仲間との触れ合いはもちろんのこと、地域社会での社会体験が重要な役目を果たすこととなります。
 身近な社会体験と言えば、町内会や子供会の行事や活動などがあります。例えば、町内会で行う「クリーン作戦」「廃品回収」、子供会などで行う「お祭り行事」や「ボランティア活動」などです。このような地域行事や活動などに参加することによって、子どもたちには自主性が育ち、連帯感や責任感が高まり、さらに、豊かな心を育む絶好の機会となります。
 地域活動の参加に大切なことは、出来る限り親と子どもが一緒になって汗を流すことです。スポーツ、レクリェーション、ボランティア活動などで共に行動することは、親子の触れ合いが深まるだけでなく、地域社会への家庭としてのかかわり方を学ばせる機会ともなるからです。
 子どもたちには、自分の住む町や自然を守り、誰にでも優しさをもって接することの大切さを、多くの社会体験から学ばせたいものです。

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8月16日〜31日 放送題 「学習意欲を持たせるために」


 何事も意欲を持ってやり遂げるということは、難しいものです。子どもたちの学習意欲についても同じことが言えます。
 さて、学校から帰ってきたばかりの子どもに「忘れないうちに復習や宿題をしなさい」とか「今日のテストの点数はどうだったの」などの言葉を掛けてはいませんか。このような言葉は、勉強しようとする気持ちを殺いでしまうだけです。子どもを強制したり叱ったりしながら学習をさせても、学習の成果は上がらないものです。
 意欲ややる気は、簡単に育つものではありません。すぐに成果があがらなくとも、長い時間をかけて見守り続けることが大切です。
 意欲ややる気を持たせる一つの方法として、親からの誉め言葉や励ましの言葉があります。「よく頑張ったね」「この次もしっかりね」などと心を込めた言葉は、子どもに「よし、この次も頑張るぞ」という気持ちを起こさせます。
 また、親は子どものよい所を見つけ出し大いに伸ばしてあげることも大切です。運動でも絵画でも何でも結構です。もし、子どもがこれだけは誰にも負けないというものが自覚できたらしめたものです。それが自信となって意欲も湧いてきます。
 これからは、個性豊かな能力を持ち、意欲ややる気のある人々が求められ、望まれていきます。自らが進んで学習しようとする姿勢が大切だと言えます。

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9月 1日〜15日 放送題 「読書指導について」


 よく子どもたちの活字離れが話題になっていますが、お宅のお子さんはいかがですか。確かに、テレビやゲーム、マンガなどに目を奪われ、本を読む機会が減っていることに原因があるのかも知れません。
 ところで、読書は色々なことを学ばせてくれます。読書で培われた力は、いろいろな学習の基礎となり、読解力や表現力なども身に付けさせてくれます。例えば、どんなに計算が早く出来ても読解力がなければ文章問題はうまく解くことが出来ないものです。表現力がなければ、文章を書くこともできません。また、読書は、知識や知恵を与えてくれるばかりでなく、自分の生き方・考え方を導いてくれる時があります。
 では、どうしたら子どもの読書意欲を引き出すことができるのでしょうか。
 子どもが小さいうちは、親は「読み聞かせ」をしながら本の世界に引き込んでいくことができます。また、子どもが興味・関心のありそうな本をさり気なく薦めることで、読んでみようとする気持ちを呼び起こすことにつながります。
 しかし、何と言っても、家庭で読書ができる環境づくりが大切です。親子で読書をする習慣を持つことや休みの日には、子どもと共に図書館や本屋に足を運び、興味ある本に出合わせることも一つの方法です。親は、良い本に出合うチャンスを作って上げることが大切です。
 テレビやマンガだけにかたよらず、読書も好きだという子どもに育てたいものです。今年は、「子ども読書年」です。この機会に良い本にたくさん出合わせ大いに読書する習慣を身に付けさせましょう。

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9月16日〜30日 放送題 「基本的な生活習慣について」


 食事、睡眠、排泄など、日常生活の上で最も基本的なしつけを基本的生活習慣と言います。これらは子どもが健全に発達していくためには、必ず身に付けなければならないものです。大きくなってからしつけようとしても、大変に難しいものです。
 食事を例にとると、子どもには好き嫌いという問題が見られます。調理の工夫により、食べやすくすることはできますが、用意された食事は、感謝して食べるという気持ちを教えることが大切です。また、不規則な食事の取り方や間食などをすることは、子どもの健康にも大きく影響します。食事をする時間や食事のマナーなどにもきちんとしたしつけが必要です。
 睡眠では、早寝早起きの習慣化により、十分な睡眠時間をとらせることです。排便では、バランスのよい食事や朝食をしっかりととり、トイレに行く時間的な余裕を作るなどして、毎朝排便をする習慣を身に付けさせることが大切です。
 このように日常生活において、子どもが基本的生活習慣を身に付けるためには、何としても周囲の大人、とりわけ親の協力が必要です。出来るだけ子どものすることを見守ってやり、子どもの力で解決出来ないところは、親の指導と支援のもと生活のリズムを作って上げることです。

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10月 1日〜15日 放送題 「子どもが親に望むこと」


 子どもが、親に望んでいることは、日頃から子どもを理解してくれる親の姿勢だと言われています。子どもは親に理解され認められ愛されていると感じた時、非常に安定した気持ちとなり他者を受け入れることができ、心豊かに大きく成長するものです。
 親のイライラした感情や過保護、過干渉などは、子どもの心の健康に悪い影響を及ぼし、それがしばしば身体的なサインとなって現れてきたりもします。腹痛、下痢、頭痛、食欲不振といった症状や過食、不眠、指しゃぶりなどといった行動まで様々なサインが現れます。
 親は「気のせいだ」「わがままだ」「がんばりなさい」などといったような言葉で片付けず、子どもの様子を見たり話を聞いたりしてあげることがとても大切です。子どもは、常に自分の存在感を親に訴えようとしています。
 親が思いやりの心をもって接すると、子どもは安心感を持ち、学校のことや友だちのこと、さらには自分の悩みなども、自然に打ち明けられるようになります。いずれにしても普段からの気軽な会話が大切で、家庭で何でも話し合える雰囲気がなければ、互いに理解し合うことは難しいものです。

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10月16日〜31日 放送題 「いじめと人権について」


 いじめは力の弱い子どもや真面目に努力している子どもなどを標的とする卑劣な行為です。
 例えば、ストレス発散のために暴力をふるったり、言葉で攻撃したり、仲間はずれにしたりすることは、いじめ行為といえます。
 また、友達同士がけんかしている時、強い子に加担したり、囃し立てたりすることも同じ行為といえます。
 このようないじめ行為は、人間の尊厳や人権をないがしろにするものです。どんな軽い悪ふざけやジョークであっても、攻撃を受ける側にとっては、心の痛みが深刻であることを、親はしっかり教え諭すことが大切です。
 自分の子どもがいじめに加わり、他人を差別し、傷つけていることに気づいた時には、人間として恥じるべき行為であることを理解させ、すぐに止めさせるべきです。
 ところで、いじめる子の仲には、家庭でも学校でも居場所がない子どもが多いと言われています。子どもが楽しめるものを見つけ出し、心が満たされるような配慮が必要です。更に、子どもたちの日常生活に十分気を配り、子どもが発するサインや子どもの変化などを敏感に捉えることが大切です。
 親は、日常生活の中で絶対に差別をしないという姿勢を、子どもたちに常に示しておくことが大切です。

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11月1日〜15日 放送題 「親子でボランティア活動を」

 最近、子どもたちの地域活動への参加が少なくなっていると言われています。これでは地域の人々とのつながりばかりでなく、支え合って暮らしているという実感も薄れてしまうことが心配されます。
 子どもには、幼い頃から社会的な体験、特にボランティア活動などを積ませ、社会を構成しているひとりとしての責任や自覚を持たせることが大切です。
 子どもは、他人の気持ちに共感し、他人から求められているということを肌で感じたとき、まわりから何も言われなくとも、進んで相手の立場を思いやる行動ができたりするものです。
 ところで地域活動の中で最も大切なことは、親と子どもが一緒になって汗を流すことです。子どもは親から大きな影響を受けて育ちます。地域の一員として、地域社会に貢献している親の後ろ姿を見て色々なことを学んでいきます。地域社会に貢献している立派な親が身近にいるということは、子どもにとって幸せなことと言えます。
 身のまわりの利益だけに留めず、地域社会全体の利益にまで視野を広げ、積極的に地域社会やボランティア活動などに関わる姿勢が大切です。
 子どもには、自分の住むまちや自然を守り、お年寄りや体に障害のある人など、誰にでも優しさをもって接することの大切さを社会体験の中から学ばせたいものです。

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11月16日〜30日 放送題 「健康な体と心について」

 「健全なる精神は、健全なる身体に宿る」と言われているように、心と体は切っても切れない関係にあります。
 子どもたちの健やかな成長は、いつの世においても、親の最大の願いであります。
 子どもは、昔の子どもに比べて、体形やスタイルはよくなりましが、体力や持久力などが劣っているとか、心の面においても、他人の痛みを感じたり、他を思いやる心が乏しくなってきているのではないかと言われています。
 それらの原因は、様々考えられますが、体の面では、日常の食習慣の乱れから、決められた時間に食事を取らなかったり、糖分の多い飲料水や油分の多いスナック菓子などを間食していることにあります。その結果、子どもの頃から高血圧症や糖尿病などの症状が現われ、ちょっと歩いただけで疲れを訴えたり、つまずいただけで転んで骨折するようなひ弱な子どもが多くなってきているのです。
 また、子どもは、色々な遊びを通して、仲良くしたりけんかをしたりしながら、相手の気持ちを理解し、相手を思いやる心などが育っていくものです。
 家の中で1人遊びだけに陥らないように気を配り、ちょっと位の怪我に怯えることなく、大勢の子どもたちと元気に外遊びができる子どもに育てていくことが大切です。
 子どもを心身共に健全に成長させるためには、今一度、子どもの生活を見つめ直し、基本的生活習慣に立ちかえって規則正しい生活のリズムで過ごすよう心がけていくことが最も大切なことです。

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12月1日〜15日 放送題 「家のお手伝いについて」

 昔の子どもたちは、掃除・洗濯・茶碗洗い・お使いなどたくさんの手伝いをしていましたが、最近の子どもは、あまり手伝いをしなくなったと言われています。
 現在、家事のほとんどが電化されたことにより、子どもの手を借りる必要が少なくなってきています。また、子どもも、塾通いや習い事、部活動などに忙しくその機会が少なくなってきています。
 子どもに家事を分担させ、継続してお手伝いをさせることは、子どもの成長発達にとってとても大切なことです。
 それは、家族の一員として自覚を強めたり、働く喜びや家族のために役立つことの満足感・充実感などを実感させることが出来るからです。更に、責任をもって仕事をすることは、根気強さや忍耐力も自然と身に付けることが出来るからです。
 親は、よくお手伝いの仕上がりの良し悪しを問題にしたりします。確かに自分たちでやってしまえば、早くきれいに出来るかも知れませんが、親の我慢する気持ちが重要です。
 初めのうちは、親と一緒になって、楽しみながらやらせることです。仕事に慣れてきたら、子どもだけでやらせ、結果は二の次とし、「上手だね」「手伝ってもらい助かったよ」など褒め言葉やねぎらいの言葉を掛けてあげることです。そうすることにより子どもは、ますます意欲をもって手伝いに励むのもです。
 親はじっと仕上がりを待ってあげ、時間を掛けてゆっくり指導することが大切です。

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12月16日〜31日 放送題 「子どもの好奇心について」

 子どもは、自分の周囲にある色々なことに興味を示します。周りにある珍しいものや、不思議なことに興味・関心を示し、親や先生にしつこく質問したり、また、自分から進んで触れてみたり、調べたりするものです。
 このように物ごとに興味・関心を示すことがらを、好奇心と言います。
 子どもの好奇心に伴う様々な行動には、“わるさ”や“いたずら”と思えるような場面もあります。そのような時、「いけない」「やめなさい」などと声を出してしまうものです。しかし、その行為が好奇心によるものなのか、単なる悪ふざけなのか、注意深く観察したり、話を聞いたりして、適切に判断することが大切です。
 特に、目新しいものに対して、「これ何」「あれ何」としつこいほど質問してくる知的好奇心は、大切に育てることです。それが満たされることによって、色々なことに挑戦していこうとする気持ちが強まると言われています。したがって、子どもの質問や疑問に対しては、子どもに分かるように丁寧に応じてあげることが大切です。
 また、子どもが大きく成長する上で重要な要素の1つに、物をつくりだす創造性や柔軟な考え方があります。それらの基礎をなしているのが、小さい時からの好奇心の積み重ねだと言われています。
 親は、子どもの心を十分汲み取り、子どもの好奇心の芽を摘み取ることがないように気をつけながら大事に育てたいものです。

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1月1日〜15日 放送題 「親子の触れ合いについて」

 この頃、毎日の生活が忙しいせいか、家族で互いに会話を交わしたり、触れ合ったりする機会が少なくなっていると言われています
 家庭は、憩いの場であり、心休まる場所でなければなりません。そんな環境をつくりだすためには、日常生活における家族全員の温かい触れ合いがなければなりません。
 一家団らんの夕食のひとときは、親は、子どもと一緒に楽しい食事をしながら、学校のことやお友だちののことなどを上手に聞いてあげることです。そのことで、子どもは、親から大事にされていることを自然に感じとっていくものです。
 さりげない親子の触れ合いが、十分深まっていけば、朝のあいさつもさわやかに交わされるようになります。また、親子で一緒にスポーツを楽しんだり、地域のボランティア活動に参加するなども大切なことです。一方、子どもに良くない言動があった場合は、その場で「ダメなものダメ」と毅然とした態度で叱ることも親子の絆を強め、信頼関係を深めていきます。
 親子の温かい触れ合いの中にこそ、広い心を実らす芽があることを忘れてはなりません。親は、子どもの話をじっくりと聞き、同じ目の高さで考える姿勢を常に持つことが大切です。
 子どもは親から大きな影響を受けて育ちます。子どもにとって幸せなことは、ひとりの人間として信頼のもてる親がいることだと言えます。

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1月16日〜31日 放送題 「命を大切にする安全教育」

 私たちが、最も大事にしなければならないものに、「かけがえのない命」があります。この尊い命を守り、慈しむ態度を育てるのが安全教育です。
 家庭生活が中心であった幼児期に比べ、小学校の時期は、心身も著しく発達しますので、生活空間も広がります。野外での遊びが多くなるとそれだけ危険が伴ってきます。
 従って、親は事故の恐ろしさをしっかり教え、事故に遭わない・起さないという心がまえを身につけさせることです。このことが自他の命を大切にする心を育てることにもなります。
 中学生になると、自分で状況判断をする力がついてきます。様々な行動を総合的にとらえさせ、その場面場面に潜む危険を見抜くことができるよう仕向けていくこてです。
 これからの雪遊びや道路でのそり遊びやスケート遊び、更には屋根の軒下、氷の張った河川など多くの危険が予想されます。そのような場所での遊びを避けさせるような指導が大切です。
 特に、交通安全では、道路への飛び出しや道路横断の安全確認などを怠ることがないように、常日頃から親の声掛けが必要です。
 学校では、安全教育の指導が徹底されています。学校から配布される資料には、必ず目を通し、子どもと一緒に危険から身を守ることを話し合うことです。時には、実際に現地に行ったり、状況を演じてみるなどして、どの場面が危険であるか確かめてみることも事故の防止につながります。

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2月1日〜15日 放送題 「子どもが勉強についていけない時」


 親は、わが子が毎日授業に楽しく参加しているだろうか、また、しっかりと理解しているだろうか、などと不安や心配な気持ちになるものです。
 子どもが、急に勉強が分からないと言い出し、成績も下がってきたような場合は、毎日の勉強についていけない状態にあると思って間違いないでしょう。
 その原因の多くは、家庭や学校の生活の変化にあるようです。親は、あわてずに子どもを冷静に見つめ直し、子どもとじっくり話し合いをすることが大切です。
 例えば、学校生活で友だち関係や担任の先生との関係なと、家庭生活では、勉強しやすい雰囲気になっているかどうか振り返ることです。勉強を阻害している原因を早く見つけ出し、処置することが大切です。子どもに変化が見られた時には、まず担任の先生と相談してみるとよいでしょう。
 また、子どものテストや通知表の成績だけによる評価や口うるさい干渉なども勉強嫌いの原因になるものです。親は、勉強の結果よりもその過程を大切にするという姿勢や子どもが落ち着いて勉強できる環境づくりをすることが大切です。
 一般に、学習は、学年が進むにつれ、内容が難しくなります。学習が分からないから嫌いになる、嫌いだから勉強をしなくなるという悪循環をまねかぬように、親は、早く子どものつまずいているところを知り、つまずきの原因となっていることを取り除いてあげるような助けをすることです。
 親は、日常的に子どもの頑張りを褒め、励ますような態度を持ちたいものです。

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2月16日〜28日 放送題 「学校に行きたがらない時」

 子どもが、ある日、突然「今日は、学校に行きたくないなあ」などと口にすることがありますが、親は、『何を馬鹿なことを言ってるの!』、『早く学校に行きなさい!』、『何をグズグズしているの!』と追い立ててしまうことが多いものです。
 親が頭ごなしに言ってしまうのは、あまり良い接し方ではありません。そのようなときには、子どもが何故、学校へ行きたくないのかを、子どもの立場に立って考えてあげることが大切です。
 学校へ行きたがらない原因には、睡眠不足などで体調が悪いとき、あるいは苦手な教科やテストがあったり、友だちから悪口を言われたり、仲間はずれなどされて、人間関係がうまくいかないときなど様々です。
 そのままにしておくと、子どもは、だんだんとエスカレートし、「おなかが痛い」「頭が痛い」などと言い出し、本当に登校できない状態に陥ってしまいます。
 日頃、学校から帰ってきたときの様子や夕食時の様子などで、変化が見られる場合には、じっくり話し合いをすることです。
 また、問題が大きくなる前に、担任の先生に相談することも大変です。
 いずれにしても、子どもの心を理解し、温かく接しようとする親の姿勢が問題を早く解決していく力となります。

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3月1日〜15日 放送題 「子どもの進路と生き方ついて」

 中学時代は、「人生」に対して目を開いていく時期と言われています。子どもたちは、自分を知り、人を知り、将来をどう生きていくかを考え、自分の将来に希望を持ちながら自分の意志で進路を選択する力を身につけていきます。
 平成11年度の北海道の高校中途退学者は、約5,500名にものぼりました。
 中途退学の理由には、病気や家庭の事情もありますが、高校への目的を見失い、高校生活に適応できなくなった子どもたちも多いようです。
 「仲のよい友だちが行くから、私も・・・」ということで、進路と決定することは望ましくありません。自分は「将来どんな道に進むのか」そのために「何をすべきなのか」など目的意識をしっかり持たせることが大事なポイントです。
 子どもたちは、将来何らかの形で職業生活と関わりますが、社会の動向を見定めながら、自分が就こうと考えている職業について、しっかりと調べて的確な情報を得ながら、今後の進路を決定することが大切です。
 そこで親は、子どもが自分の将来に希望を持てる生き方を考えさせ、自分の意思で進路選択できるよう、日頃からよりよい情報の提供者になることです。
 これからは、人生経験、社会経験の豊かな父親に期待するところが大きいように思えます。
 日常生活の中で、家族が人生の生き方や社会人としてのあり方、職業観などを語りあい、子ども自身が自分を見つめ、自分の将来の生き方を思い描くように仕向けていくことが大切です。

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3月16日〜31日 放送題 「小学校入学前の不安について」

 もうすぐ小学生、「うちの子はまだ字が書けない、勉強についていけるだろうか」「落ち着きもなく、集中して先生の話が聞けるだろうか」など親は、あれこれ気にかかるものです。
 ひらがな、かたかな、数字などを書いたり読んだりする学習は、入学してからの学習です。子どもたちの中には、それ以前に身につけている子もいますが、学校では、どの子にも分かるように指導してくれますので、いずれは文字や数字もしっかり覚えられるようになります。そのための学習が小学1年生だとおさえておくと安心できるのではないでしょうか。
 また、きちんと席について学習できるだろうかといった心配もありますが、確かにこの年齢の子どもたちにとっては、難しいことです。しかし、担任になる先生は、これらのことを十分理解しており、子どもたちにふさわしい学習の仕方を工夫しながら取り組んでいきますので、心配はないでしょう。
 お子さんが楽しく学校生活を送るためには、身の周りのことを自分でできるようにしておくことです。例えば、衣服を脱いだり着たりできることや靴のひもを結べること、後始末がきちんとできることなどあります。しかし、十分にできないお子さんも先生の指導で少しずつ解決できるようになります。
 親は、お子さんの行動を見ていて、何か気になるところがありましたら、適切な指導と援助を与えることが大切です。
 子どもは、入学後1ヶ月もすると、立派な1年生になります。親として、常に励ましの言葉を与えながら見守ってあげることが大切です。

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