平成15年度第2回図書館協議会会議録

開催日時 平成16年3月18日(木)午後4時00分〜午後5時20分

会  場 図書館3階会議室

出席 《委 員》佐藤会長、合田副会長、依藤委員、前野委員

    《事務局》清野館長、永森係長

開  会 午後4時00分

佐藤会長 「それでは議題にそって進めていきたいと思います。まず、議案の1と2について、事務局から説明願います。」

清野館長  別紙資料に基づき、平成15年度図書館利用状況・図書館行事の報告を行う。

      ※前年度比、貸出冊数1万2千冊増、新規事業の小中学生読書感想文・感想画コンクール等の説明

依藤委員 「利用者登録数前年対比の15年度は128%で最高になっていますが、そういうことなのでしょうか。」

清野館長 「利用者の登録数は、平成14年度からは毎年加算された累計数字になっております。13年度までは、1年間の新規登録と更新された登録者数ですが、平成14年度以降は前年度に加算されていくので、どんどん増えていくことになります。」

依藤委員 「今後、以前と同じような換算で前年度との比較を見たい場合は。」

清野館長 「一応カードの有効期限は10年と設定しておりまして、新規で登録する人の数は表でわかりますが、更新して利用する人の数はこの中に出てきませんで、累計に入っています。」

合田委員 「単年度ごとの数字を出すことは可能ですよね。」

清野館長 「1年間の図書館の利用者数はわかるのですが、単年度の登録者数が、データとして出せるかどうか今わかりませんので、確認してみます。」

合田委員 「出したほうが、誰が見ても一目瞭然でわかりやすいですよね。これは前の時から気になっていたのですが、単年度ごともあったほうが、比較しやすいのではないか。それと、何かの時に、色々なデータを作るときにやはりあったほうがいいのではないか。」

清野館長 「今後の課題にします。」

合田委員 「移動図書館の利用状況で、おおむね増えているように見えます。コースは変更があったのでしょうか。」

清野館長 「平成11年度から、コースの変更は若干ありますが、大きくは変わっていません。例えば、去年8月に登別温泉ふれあいセンターがオープンしましたので、登別温泉街のパラダイス前、温泉公民館前などは、8月以降は廃止されました。そういった事情によっての変更は、過去、若干はあります。」

合田委員 「全体的にみれば、やはり移動図書館車が新しくなった傾向は数字になって出ているのですか。平均的には増えていますよね。」

清野館長 「そういう言い方をしてしまうと、例えば平成14年度はなぜこんなに減っているのかということになります。」

合田委員 「前年度まで増えていて、14年度で減っているということは何か原因があると思うのですが、それはどうしてでしょう。どういう要因があってこのような数字の動きになったのでしょう。」

清野館長 「申し訳ないのですが我々も把握できていません。」

佐藤会長 「少し波があるようですね。」

合田委員 「数字は顕著ですから、原因はきちんと把握しておかないとダメですよ。」

清野館長 「後でご説明しますが、全体で増えてはおりますが、相変わらず停滞しているところもありますので、15年度の実績を見て、利用の少ないステーションを16年度に見直しします。」

合田委員 「一度きちんと見直さないといけないと気になっていました。」

前野委員 「その他のところが14年度3冊から15年度107冊と増えているのですが、その他というのは何ですか。」

清野館長 「コンピュータで統計をとっているので、例えばデータを入れるとき、性別や生年月日が抜けていると、該当しないものはその他の欄に出てきます。我々だけでは原因をつきとめられないので、その他のまま数字を出しています。15年度の107という数字は、一番上の富岸青少年会館前から登別保育所前までのどのステーションにも当てはまらなかったものと考えてください。本来はこのどれかに入るのですが、データ入力のとき何かミスがあって、どれにも入らなかったものです。総体で、移動図書館車で貸した数字ということです。」

佐藤会長 「そのあたりは解決できるのでしょうか。」

清野館長 「7月に図書の特別整理を1週間ほどしていまして、そのときにまた業者の方に来ていただきますので、その他の原因をつきとめて、修正できるものは直してもらいます。」

佐藤会長 「移動図書館車のステーションについては、見直しをするということですね。」

合田委員 「聞こえてくることでは、まったく利用する時間帯ではないところにステーションがあるというので。子どもに合わせた組み合わせが必要ではないでしょうか。例えば、学校、幼稚園、保育所などで、ほとんど利用できない時間に来ているという声が聞こえてきているので、それはなんとかならないかと。」

永森係長 「今の部分ですが、別紙資料をご覧ください。私共で年次集計表を見たところ、今ご指摘がありましたとおり、利用数が少ないところがありますので、部分的に変更をします。廃止が3か所、新設が6か所、曜日及び停車時間変更が8か所、名称変更が3か所、巡回追加のところが4か所というように、若干ですが手を加えております。この中におきまして、新設については、登別小学校にご協力いただき、移動図書館車を巡回することにしました。それに伴いまして、登別中学校にも趣旨をお話しましたところ、快く承諾をいただきました。それからあと1か所ですが、鷲別方面で、鷲別小学校にお話したところ、快く承諾いただきました。まず学校につきましては、この3か所です。ここに、まず巡回させていただくということになりました。新設が6か所で、白菊幼稚園の前や、登別方面は北斗星前を中止し、その代わり、今回は三愛病院前に巡回することにしました。これからも徐々に見直しをかけていきたいと思いますのでよろしくお願いします。こぐま号の巡回日程表は、広報の3月号に載せております。その中では、学校名を削除してあります。載せておきますと、市民の方が間違って学校へ行ってしまうことが考えられるためです。」

清野館長 「先ほど合田委員がおっしゃったように、一番利用される時間帯にすべて巡回すればいいのですが、その時間はどこか1か所しか選べないので、結局コースと一番利用が多く望めるところを選んで巡回することになります。午前中行っても利用者にとって使いづらいということも起こるのですが、これはやむをえないことで、全部都合のいい時間帯に行くということはできませんから、結局コースを選んだ後、コースの順番に従って回って行くことになります。今回、利用の多い鷲別方面は、同じところに土曜日にまた行くという方法をとっていますので、最初の時間帯に行けない場合には、土曜日は学校も休みですから、そういう曜日にまた利用していただければと思います。」

合田委員 「継続的に工夫して利用されるようになればいいと思います。」

佐藤会長 「先ほど永森さんから学校についての話がありましたが、登別小学校の場合は、こちらが無理を言ったところ、聞いてくれたということもありますので、ほんとうに良かったと思っています。」

合田委員 「本が圧倒的に少ないですよね、登別小学校は。だから、そういうところに行くようになれば、相乗効果があるのではないでしょうか。」

永森係長 「子どもたちはこぐま号が何かということをわかっていないと思います。今までは走っていても、生徒さんたちは学校にいる時間帯ですよね。ですから、これを機会にこぐま号を知ってもらいたいと思います。」

佐藤会長 「きちんと対処していただいて大変ありがたいと思っています。ほかになければ次の行事の報告について意見がありましたらお願いいたします。」

依藤委員 「色々やっているのですが、新聞に載ったりしているのですか。」

清野館長 「はい。行事の中でめずらしいものなどは室蘭民報や北海道新聞に情報提供をしています。新聞に載ったものについては、スクラップブックに貼ってあります。講演会等につきましては事前に日時などを載せてもらいます。それから、インターネットのホームページでもお知らせしています。今後の行事予定では、来月10日1時半から、1階のロビーで津軽三味線とフルートの演奏がございますので、時間がありましたらぜひいらしてください。」

合田委員 「PRが少し足りない、弱いかもしれませんね。遠慮せずにどんどんやっていったほうがいいと思います。図書館がどういうところか知ってもらうことが大事だと思いますので。」

清野館長 「これからも情報提供や市の広報を通してPRしていきたいと思います。」

合田委員 「広報誌なんかも出ていますが、なかなか図書館のことが伝わりにくいですよね。」

依藤委員 「取り上げるかどうかは新聞社で決めますよね。」

清野館長 「色々ほかの行事が重なると、紹介されないこともあります。」

佐藤会長 「学校の場合は、行事予定表を室蘭民報へ送付いたします。そうすると、登別民報の下欄に、暮らしのガイド(学校だより)で、どこの学校で何があるというふうに掲載されます。そんなふうには載っていないと思いますが。図書館だよりというようには。どうでしょうか。」

清野館長 「その都度、行事があるたびに載せてもらいます。定期的に出ているのは社会教育課で発行している生涯学習便りで、その中には図書館の欄がありますので、毎月載せています。室蘭民報には決まったものはありません。来月、第3週からになると思いますが、北海道新聞の木曜日の夕刊に、新着案内ということで40冊掲載してくれることになりました。毎月入る本の1割弱ですが、これは道新のほうから連絡がありまして、情報提供ということになりました。」

合田委員 「図書館で作った図書館通信などは報道機関に配布しているのですか。」

永森係長 「毎月の行事は、広報を通して報道機関に情報提供しています。その時によって、報道機関の方が当日来て、取材していただくことがあります。」

合田委員 「前よりはやっていることが載るようになったので、良くなったと思います。前は、そういうことがなくて、一生懸命やっていても、そのことが外につながっていきませんでした。もったいないですよね、事業を色々やっていても。だから、積極的にしていったほうがいいと思います。」

永森係長 「来てくれた子どもたちや父兄の方が、良かったということで次回のときにご近所や幼稚園の方と一緒に来てくれることが傾向的に見えています。」

合田委員 「それが一番大きいですよね。PRしたからといって来てくれるとは限らないですから。」

佐藤会長 「行事報告についてほかにありますか。」

合田委員 「これまでよりは、年間を通して事業が顕著に見える気がしています。いい傾向だと思います。入口を入ってきて、ロビーのところがいつも展示していて、伝わってくるものがありますから、ああいう工夫が大事だと思います。」

依藤委員 「ロビーのインターネットの端末は、利用者が多いのですか。」

清野館長 「そうですね。アーニスにも新しい機械がありますが、あちらでも朝からずっと利用されているようです。」

佐藤会長 「では続きまして、3番目の16年度の予算について説明願います。」

清野館長 「一番下の欄ですが、前年度比960万円の減となっています。この一番大きな理由は、毎年積み立てておりました新図書館建設のための基金1,000万円が市の財政的理由によって削られました。今年度は予算査定にあたって市から10%減という内示がありました。図書費につきましては、本館、情報センター、温泉配本所合わせて18万円の減となり、こちらが想像したよりはカットされなかったので、ほっとしたところです。また、昨年の第1回図書館協議会のときに提案しました図書館協議会委員の全道図書館大会への参加についてですが、残念ながら、カットされました。これに伴いまして、市内出張旅費も昨年からカットされ、出来るだけ庁用車を使用するようになりました。そのかわり、道立図書館で行われる職員の3泊4日の長期研修は認められまして、これには今年度も1名参加しております。それから、昨年度の図書館協議会で取り上げました読書感想画コンクールは、今年度は予算措置が間に合いませんでしたので、読書感想文の60名の枠内で読書感想画の入選を選ばせていただきましたが、これを新規に予算計上しまして、審査員1名、記念品5名分の予算がついています。増えている分につきましては、移動図書館車の自賠責、重量税といった、どうしても支払わなくてはならない経費の分です。車検が1年おきということです。おおむね今年度並に図書館運営ができるものと考えています。昨年の市の中期財政見通しで、今のところ、毎年10億円近い金額が減収ということで、5年間で50億円近い税収減が見込まれます。そういった状況で、現在1億3千万円の新図書館建設基金がありますが、当面新図書館建設はかなり厳しい状況にあると言えます。」

佐藤会長 「予算について何かありますか。」

合田委員 「先ほど聞きもらしたのですが、積立金の1万円というのは何ですか。」

佐藤会長 「これは項目を残しておくということですよね。後ほどそれを使って再度予算をつけるということも考えられるということですね。 現在1億3千万円あるということですが、他市なみの図書館を建てるとすると、建設費用はどれくらいかかるものなのでしょう。」

合田委員 「20億から30億円くらいは必要でしょうね。この1千万円をきったからほかの予算が削られなかったのでしょうね。」

依藤委員 「市の財政事情もありますが、期待しているのに残念ですね。」

清野館長 「図書費も仮に1割カットとなると、100万円近く減ってしまうので、それを考えますと基金以外はそれほど削られませんでした。」

佐藤会長 「細かいところなのですが、読書感想画のことですが、感想文60名のほかに、感想画入選者が5名で、合わせて65名になったということですね。」

清野館長 「これは仮定の話ですが、もし読書感想画の応募者が大幅に増えたときは、65名の枠の中で調整したいと思います。」

合田委員 「ところで、読書感想文と感想画の効果をどのように評価しているのですか。学校側は。」

佐藤会長 「学校は、感想文については、夏休み、冬休みに書いてきても国語の教科書などを元にしていますので、国語の指導の延長としています。」

合田委員 「感想文そのものに対する批判も結構多いですよね。」

佐藤会長 「ただ賞を与えるなどいろいろありますが、私はいいことだと思います。そのように評価していますが、批判というのは書かせることへの批判でしょうか。」

合田委員 「強制ではないにしても、書かせるためだけのものになってしまっていることもなくはないですよね。子どもたちはこういうふうに書くと入るというのがわかってしまっている。そういうことをどういう風に評価しているのかと。そういう事例は現実にないのでしょうか。毎年同じ子が入りますよね。そのあたりを理解してやっているのかなと。」

佐藤会長 「それは図書館ではなく学校の問題だと思いますので、学校のほうで考えていただければいいと思います。」

合田委員 「ただ、企画する、主催するという意味ではそういう観念を図書館側もある程度はもっておかなくてはならないと思います。それと、道立図書館の研修には参加するということですね。研修にもっと出してほしいなというのがあったのですが。」

清野館長 「正直なところ、旅費の予算を増やすということは難しいと思います。」

     その他特に質疑なし

佐藤会長 「4番目のその他について何かありましたら事務局よりお願いします。」

永森係長 「子ども読書活動推進計画について情報提供させていただきます。お手元にある資料をご覧ください。胆振管内の子ども読書活動推進計画策定ですが、室蘭市が16年11月策定予定、白老が16年10月策定予定、伊達市が17年度策定予定となっております。当市では図書館が担当することになりまして、学校教育課、社会教育課、児童家庭課、健康推進課においてこの事業について検討を進めていきたいと考えております。」

合田委員 「いつ頃までに策定予定ですか。」

永森係長 「今担当が決まった段階ですので今後できるだけ今お話した課と協議を進めていきたいと思います。」

合田委員 「なるべく早くお願いしたいと思います。」

佐藤会長 「準備を進めているということでいいですか。」

合田委員 「本当は期日を決めてほしいのですが。それに対して事業を組んでいくなどそれなりの対処を考えていくということがありますから。期日を決めて目標をたてられたほうがいいと思いますね。」

佐藤会長 「期日を決めるというのはなかなか先も見えませんし、難しいですよね。まず組織を作るところから始めるということでしょうか。」

永森係長 「そうですね。今後、道や近隣市町村でできたところのものを参考にしながら考えていきたいと思います。」

合田委員 「遅くても来年度内にお願いします。」

清野館長 「今年度は、前年度と比べて約12,000冊利用が増えています。そのひとつの理由になると思いますが、登別温泉ふれあいセンターが8月4日にオープンし、それに合わせて、本館の日曜日の開館時間が3時までだったのが、6時までに時間を延長しました。また、去年11月1日から図書館内全館禁煙となりました。それからご覧になった方がいるかと思いますが、図書館協議会の会議録がインターネット上に掲載していますので、今回の会議録もインターネットに載せる予定です。今日お渡しした資料の中に、資料区分別・分類番号別貸出冊数統計があります。先ほど児童の利用が減っているというのがありましたが、説明しましたとおり、児童書の利用が減ったということではなく児童のカードでの利用が減ったということです。この統計の本館のものをみますと、児童書は6万冊ほど貸出していますので、前の表の減少分は、大人のカードで貸出しているということになります。この表は、各館でどういう本が利用されているかという数字です。その後に、利用者別・分類番号別予約冊数統計があります。去年4月から今年の2月までにどのような本が予約されたかというものですが、文学と小説が分かれていないのですが、ほとんどが小説で57%となっています。次に、予約資料一覧があります。これは3月10日現在、予約している人が何人いるかというもので、5名以上のものを抽出しました。一番多いのは、『誰か』という本で、宮部みゆきのベストセラーのもので、39名予約しています。最後は、相互貸借の貸出冊数と借用冊数で、どこから借りたか、どこへ貸したかの一覧表です。借りているのは圧倒的に道立図書館で、1,800冊のうち1,000冊となっています。あと多いところでは、苫小牧、江別、石狩、旭川の図書館です。国会図書館も54冊で、かなり利用が増えています。」

合田委員 「リクエストが理解されてきたということでしょうか。」

清野館長 「インターネットで探しやすくなったというのがひとつあります。それから貸出のほうは、1冊や2冊というのが多いのですが、これも圧倒的に近隣の図書館への貸出が多かったのが、ご覧になっていただければわかるように、全道的に貸出しているという状況です。私たちにとっても、今まで借りる一方だったのが、恩返しできたかなと。」

合田委員 「その郵送費はどのくらいかは出していますか。」

清野館長 「いいえ。図書館では予算を持っていませんので市役所で一括計上しています。貸出、借り受けに関しましては、国会図書館は別としまして、東北・北海道の場合には、片道負担ということで、発送する側が送料を負担するということになっています。それ以外の図書館につきましては、借り受け館が往復送料を負担することになっています。国会図書館は片道負担です。」

佐藤会長 「本を買うよりは安いということですよね。」

清野館長 「場合によってはそうとも限りませんが、すでに絶版などで手に入らない本もありますので、特に今はベストセラーでない限り重版されにくいので、なかなか手に入れにくいこともあります。」

前野委員 「登別市内での配送はどうなっているのですか。」

清野館長 「移動図書館車で持っていったり、職員が配送したりしています。」

合田委員 「しんたに、ブックスタートができないということで何十冊か配本しましたよね。その利用状況はつかんでいますか。」

清野館長 「いいえ。」

合田委員 「ただ置いただけですか。きちんと動きをつかんだほうがいいのではないでしょうか。」

清野館長 「貸出はしていないようです。来ている人への読み聞かせに使ったり、来ている人に見てもらったりしています。こちらから使い方についての注文はつけていません。貸出してはいけないとか、外へ出しては困るなどとは言っていません。」

合田委員 「状況調査はしたほうがいいと思います。どういう使い方しているのかなど調べておいてください。それともう一つ、前に会報に書いたのですが、ソロプチミストなどから去年寄附金をもらいましたよね。できれば一般書ではなく、女性誌関係にまわしてもらえたらいいなと思うのですが。女性誌関係は情報センターなどで読まれていますか。」

清野館長 「女性誌関係は社会科学に入りますので、情報センターの分類番号別統計を見ますと、平成15年度では108冊、0.5%ですね。14年度では115冊です。」

佐藤会長 「昨年度と今年度ではさほど変わらないということですね。」

合田委員 「情報センターの本はまわっているのですか。」

清野館長 「情報センターの本の配本状況は固定されています。」

合田委員 「それにしては本がありませんね。」

清野館長 「図書館のほうへ回収してはいません。入りきらなくて裏においてあるのかもしれません。定期的に配本交換をしているのは、鷲別・登別・温泉の配本所です。情報センターへはこちらから持っていったものもありますが、情報センター配分の予算で購入しています。」

佐藤会長 「予算は別として、管轄はどこなのですか。」

清野館長 「予算の執行は図書館で、カウンター業務は情報推進課の担当でやっています。」

佐藤会長 「冊数などは把握していないのですか。」

清野館長 「予算内で、というのは把握していますが、何を買うかは情報推進課で決めています。何を発注したかということはわかりませんが、届いた段階では何が入ったかわかります。」

佐藤会長 「例えば、紛失してもわからないということにもなると思いますが。」

清野館長 「紛失したらわかります。毎年7月の図書整理で紛失資料は一覧表で出しますので。前回お話したかと思いますが、去年7月の蔵書点検での紛失資料が228冊でした。」

佐藤会長 「では合田さんの言う本が少ないとはどういうことなのでしょうか。」

合田委員 「前に情報センターに入ったときより本が少ないなと感じました。」

清野館長 「別の本が入っているのですか。」

合田委員 「いいえ。情報センターでは女性向けの本は買っていません。」

依藤委員 「万引きなどはあるのですか。」

清野館長 「それが、先ほど言った、貸出していないのに本の所在が不明なものがそれに該当します。」

依藤委員 「例えば最近ゲートなどがついているところがありますが、ああいうものはやはり経費がかかってしまいますよね。」

清野館長 「最初から持っていくつもりであれば、ああいうシステムにしていても、全然効果がないとは言えませんが、若干心理的な効果があるくらいで、例えば、借りようと思ってバッグに入れていたものを忘れて出ようとしたときなど、ついうっかりというのは防げますが、私が聞いた例では、職員が忙しいときに目を盗んで、鳴っても強行にくぐりぬけていくなど、悪質な例もあるようです。」

依藤委員 「バーがおりて行けないようにはなっていないのですね。」

清野館長 「そういう風にはなっていません。そういうところもあるでしょうが。実際にそのシステムを入れていても、ここの図書館と同じくらい紛失しているところもあります。」

依藤委員 「新しい図書館になれば、いいですよね。新規にするので、ゲートも今後。」

合田委員 「ただ、モラルが低下しているので、本当に最初から計画的に持っていくためにきていますから、そういう人たちへの対策はそれこそアメリカみたいにボディガードを横において、という形でないと無理かもしれませんね。」

清野館長 「私が他の館で聞いた例では、ブザーが鳴っても、カバンの中を見せてほしい、開けてくださいとは言わないそうです。間違って、手続きしていないものを持っていませんか、とそこまでしか言いようがないのです。本人が否定したら、それ以上は追及しないということのようです。」

依藤委員 「現行犯でないといけないのでしょうか。」

合田委員 「そんなことはないと思いますよ。ただ、お金をかけないでできる工夫はあります。例えば入口のところで、物を持ち込まない。そして中が見えるふくろを渡します。それしか持たないようにする。そういう風にしていますよ。だから、できなくはありません。ただ、今の状況で、うちの図書館にそれを導入するのはかなり厳しいと思いますね。予算や人手、いろいろなものがありますから。」

依藤委員 「札幌の図書館あたりも入口のところにボックスがたくさんあって、バッグやコートを入れますよね。そういうのはいいのでしょうね。」

合田委員 「そうしないと、多分だめなのではないでしょうか。難しいと思いますね。ただ館長が前に言っていたように、人間的にうまく付き合っていくことはもちろん大事ですが、それだけでは、もっと工夫しないとまずいなと。予算が削られていく中で、1冊でも本をなくすということは、あってはならないことですから、そのための対策は全館で、きちんと職員の中で話し合って工夫を考え出すという風にしないとまずいと思います。」

清野館長 「現在の建物では構造的には難しいですね。」

合田委員 「こんな構造の図書館はないですよね。建物の真ん中に階段でしょう。図書館としてはありえないですから。機能としては最低ですね。」

佐藤会長 「これから多くの図書館を視察して、検討していけばいいと思います。」

     その他特に質疑なし

清野館長 「今回で、図書館協議会委員の任期が終わります。2年間ありがとうございました。」

佐藤会長  閉会あいさつ