平成16年度第1回図書館協議会会議録

開催日時 平成16年10月29日(金)午後4時00分〜5時20分

会  場 図書館3階会議室

出席 《委 員》赤坂委員、合田委員、瀧内委員、松原委員、安田委員

    《事務局》高田管理部長、清野館長、永森係長

開  会 午後4時00分

清野館長 「それでは始めたいと思います。今日はお忙しい中、ご出席くださいましてありがとうございます。年度がわりで新しく委員が変わりまして、本来でありましたら教育長が来てご挨拶するところですが、所用がありまして出かけておりますので、代わりに管理部長が挨拶いたします。」

高田部長 「皆さまお忙しいところご出席いただきありがとうございます。図書館協議会は、年2回、開催させていただいています。今日は年度がわりで新しい委員さんもお見えになりましたので、概略的なお話をさせていただきます。図書館をご覧いただくとわかりますが、昭和47年にオープンをして、老朽化も進んでいますし、手狭で使い勝手が悪く、利用者の皆さんにはご不便をおかけしています。財政が許せば、本当に皆さんが望む、新しい、時代に合った図書館を作りたいという構えで、1億3千万くらいは基金も用意をして、チャンスがあればと虎視眈々と狙っていたのですが、ご承知のとおり、国、地方問わず、非常に危機的な財政状況、景気動向との絡みがありまして、見とおしがつかないという状況にございます。そんな中でも、図書館を利用していただいている市民の皆さんが増えてきています。何とか今持っている体制、機能で皆さんの期待にこたえる図書館活動を展開できればと思っています。この協議会では、今、図書館がどういうことをしているのか、どういう課題を持っているのかをお知らせしながら、ご意見、ご提言をいただければと思います。さまざまな課題を抱えていまして、来年、新しい図書館活動の幅を広げるプランを、もう少し具体的に決まりましたらご報告させていただきたいと思います。そんな中で今日はご意見を伺えればと思っておりますので、よろしくお願いします。」

    <会長選出(赤坂委員)、各委員及び事務局の自己紹介>

赤坂会長 「それでは議案にそっていきたいと思います。3点ほどありますが、まず1点目、平成15年度図書館利用状況等の報告について、事務局の方からお願いします。」

清野館長  別紙資料に基づき、平成15年度図書館利用状況等の報告を行う。

赤坂会長 「平成16年度も続けてお願いします。」

清野館長  別紙資料に基づき、平成16年度図書館利用状況の報告を行う。

赤坂会長 「今、平成15年度と平成16年度の利用状況報告がありましたが、質問、ご意見はありますでしょうか。」

高田部長 「行事も説明させていただいて、その後にご意見をいただきましょうか。」

赤坂会長 「それでは3番も先に説明願います。」

清野館長  別紙資料に基づき、平成16年度図書館事業についての説明を行う。

赤坂会長 「今の説明に関しての質問はありますでしょうか。

行事は全部、基本的には土曜日などでしょうか。」

永森係長 「週5日制の行事につきましては土曜日です。」

赤坂会長 「5ページの方は。」

清野館長 「こちらもほとんどが土曜日ですね。大人も土日が休みだということがありまして。」

赤坂会長 「それでは図書館全体に関して、何でもかまいませんのでご意見はありますか。」

合田委員 「説明はこれで全部終わったのですか。」

清野館長 「図書館の活動については終わりです。」

合田委員 「活動の感想画について、この協議会から出た案が実現されてきているのですが、見に来られる方の反応はどうですか。」

清野館長 「それは園児の感想画展示の方ではなく、下から2番目の小・中学生の読書感想文・感想画コンクールの方です。この感想画の入選作は当日会場に展示します。」

合田委員 「図書館ではやらないのですか。」

永森係長 「昨年度、感想画の部分が少なかったものですから。」

清野館長 「今年はけっこうありましたので、入選作も含めてぜひ展示したいと思います。」

合田委員 「そうですよね、せっかくなので、描いてくれたのを新たに図書館ですると足を運んでくださるのではないかと思います。」

清野館長 「これまで感想文の文集を作っていまして、審査委員長の先生の学校から表紙の絵を出していただいていたのですが、昨年度からは感想画コンクールで入選した絵を感想文集の表紙に使わせてもらっています。今年は72点応募がありました。徐々に文章より絵の方が得意だという子の応募が増えていますね。」

安田委員 「私、高木先生の講演を聴きに行ったのですが、あの方の場合説明が上手で、感心しました。聴きに行った方がひきつけられるようなうまさというか、話し方でした。あの先生くらい上手だったら、非常にひきつけられるし、何回も来たいなと思います。登別の図書館はさすがだな、と私は喜んで帰りました。良かったなと思って。あの方のように上手な方が来てくれるのだったらいいのですが、今回、松浦武四郎さんのも聴きに来ようと思っていますが・・・。一寸乱暴な言い方ですが、しらけてしまうんですよね。仕事で前はけっこう行ったのですが、下手なのをやられると早くやめてくださいと思ってしまいます。そういう方がいらっしゃるんですよね。でもそれは我々が選ぶわけにはいかないですから。これからも時間があれば積極的に聴きたいなと思っています。」

清野館長 「今の、高木先生の講演の話が出ましたが、実は高木先生のご了解を得て録音したものを文章化しまして、先生にお願いしている加筆訂正が終わりましたら、インターネットで読んでいただけるようにしたいと思います。先生の独特の森弁と言いますか、浜弁と言いますか、あの語り口がとても心地良かったものですから。

文章で読むよりは、確かに耳で聞いたほうが、独特の高木節がわかるのですが、語り口をそのまま生かしましたので、読んでいただければ当時の状況がわかるんじゃないかと思います。多分、11月初めくらいにはインターネットに載せられると思います。ぜひ機会がございましたらご覧ください。」

赤坂会長 「楽しみですね。図書館のホームページに載るんですね。」

安田委員 「残念なのは、参加者の中で若い人が少ないんですよね。私は若い人が来てくれたらなと思っていたのですが。」

合田委員 「その前に、この事業は、以前から見れば、確かにご苦労なさって、豊富に、色々工夫しているなというのは見えるんですが、いかんせん報償費がわずかしかないために、講師の先生を選択するのが大変だと思うんですね。相当安いお金で、清野さんが企画しているから、清野さんが頼みやすい人となると、若い人対象にという事業はどんなに頑張っても無理だと思うんですよ。私が何回も言っているのは、報償費をもう少し、こういう厳しい時代だからなかなか難しいかもしれませんが、資料費が今800万程度ありますから、寄附をいただく分でそれを補うようにして、報償費にもう少しまわらないかなと実は思っているんですよね。それで図書館がもっと情報を発信するという場所なんだっていうふうに、本だけを貸す場じゃないんだということを、もう少し認知してもらわないと、貸出冊数は確かに上がってはいるのですが、極端に上がっているわけではないですし、さっき言われましたように貸出冊数は全道平均より低いですし。そういうことも考えていけば、私は報償費の工夫が必要だろうと思っています。部長が今日おいでなので、いかがでございましょう。」

高田部長 「ざくざくお金があればいいんですが、なかなか不自由な時代になってきて、特に、こういうことを言うと語弊があるかもしれませんが、文化ですとか、市民生活の質に関するところは目にいかない部分なものですから、なかなか財源もまわってこないという状況にあります。ただそんな中でも本当に何か工夫しなきゃならないなと思っているんです。図書館の中でも講師を調整して、質の高い講演、講座を開くためには、けっこうかかる。それからどうしても首都圏ですとか札幌などにそういう人材が集まっていて、交通費も含めますとやはりちょっとしたお金がかかるのかなと思います。そういうタイトな報償費の中で、図書館でキラッと光った、図書館ならではという講座なり、講演の、選球眼を磨きたいと思っています。登別で講演、例えば色々な専門家の人ですとか、著名人が来て講演するのはけっこう多いですよね。色々なパターンで、講演会はかなりの数が開催されています。それは教育委員会関係だけではなくて、例えば今時代のテーマになっている女性問題というか、男女共同参画ですとか、環境問題ですとか、自然学習ですとか、さまざまな講演会が開催されているんですね。人気のある講演会でたくさん人が入るときもありますし、ほんとに何人かの聴衆を前に講演するというようなものもあります。図書館はそういうところとの連携も、お互いにテーマを絞りながら、お互いに細い乏しい予算でやっていますから、連携しながら、少し目標などを検証してみたいと思っています。予算要求してついてくれたらありがたいのですが、なかなか大変ですから、知恵を働かせて、皆さんの知恵を拝借しながら、そして皆さんの人的なネットワークも紹介してもらいながら、それから他のところ、特に教育委員会であれば生涯学習だとか家庭学習だとか色々な講演会をやっていますから、連携してできればと思っています。それともう一つは、今、学校週5日制になって、子どもの居場所作りみたいな観点で、教育委員会トータルで、事業を土曜日に展開しているんですが、図書館も社会教育施設としてその一翼を担っています。それとはまた違った角度も必要かなと思っているのですが、図書館が何か1年間で、今年はこんなテーマ、ということで、色々な行事を連携というか、結び付けていく活動をやってみようというのが必要なのかなと思っています。単発で色々な事業をやるのではなく、図書館が1年通してやる事業には1本糸が通っていたというテーマの設定、それに絡む子どもたちへの働きかけや、色々な知的な講座などをプロデュースしていくことも必要なのかなと。少しそういうものも皆で知恵を出しながら、来年検討してみようかと思っています。ばらばらで何かとりとめのないことを、やれば人がたくさん来てくれるからいいか、それはそれでいいんですが、図書館を皆に知ってもらう、とにかく図書館で動きをして、まだ図書館に来ていただいたことのない人を、図書館に足を運んでもらって、近づいてもらうことが、一方では大切だと思うんです。もうちょっとグレードを上げた部分も、そういう角度も必要なのかなという気もします。」

合田委員 「工夫して、児童などは出て行ってやったり、少しずつ取り組みが広がっているのはすごく評価したいと思っています。時間がかかることなので、すぐ評価できるとは思っていないんですけどね。その苦労の割にはきっと、2人、3人だったらがっかりする場面も考えたりすると、もう少し効率のいい、できれば年度テーマを決めて、色々な知恵を組み込んだ事業を展開して、そういうのをバンと1年間打ち出してするとか、そろそろ体系づけた図書館というイメージをきちっと組み込まさるような事業があってもいいと思います。」

安田委員 「少ない予算内でどの程度のものができるかが、一番現在の攻め方として、問題は厳しいですよね。講師も安い値段で来ていただけるような人を選ぶだけでは、本当にいい講演はできないと思うんです。だからその点はやはり教育委員会と相談してなんとかしていただくしかないと思います。講演は面白く話せるような、そういう人が来てほしいです。」

合田委員 「何でも図書館ではできるんだという、そこのところが多分認知されていないんですよ。図書館って何でもありなんだというところが。貸し本屋的なイメージしか広がっていなくて、それ以上のことは多分できないんだろうと、市民側もイメージを持っているのをどうやって破っていくのか、そういう企画をどのように組むのかという機能を持たないと、これからの図書館の推進は難しいだろうと思いますね。それに伴って、貸し館は条例で確か図書館に共通する事業にしか使わせないですよね。例えば地方史だとか、私たちの図書館を考える会だとか、図書館活動に関わる事業にしか貸さないですよね。これをもう少し緩和されたらどうなんでしょうね。」

高田部長 「いわゆる公民館のような貸し館ですか。」

合田委員 「あまり広げることもできないだろうけど。」

高田部長 「でも排除はしていないんですよ。」

合田委員 「そうですか。でも私たちは排除されていますよ。ここは図書館関係じゃないと、貸し館業務じゃないからダメだと前に言われました。」

清野館長 「少なくとも私は言ったことはありません。」

高田部長 「考え方としては、基本的には図書館ですから、図書館活動、読書活動だとか図書館に関わる活動の場として利用していただきたいというのが本来です。ただ、空いている時がありますから、別に図書館の活動などに支障がない時は、相談してくれれば相談に乗ってきてるんですよね。一番問題なのは、市民会館ですとか、鉄南ふれあいセンターですとか、そういう市民が自由に色々な会議や催しで使える施設を貸し館的な施設として用意をしているわけです。それは料金をとっているわけです。そんなに高い料金じゃないんですが、料金をいただいているという実態があります。そうすると、色々なサークル活動で、例えば詩吟やってるわとか、大正琴やってるわという人たちは、それなりの、そんなに大きなお金ではないですけれども、公民館だとか市民会館を、料金を払ってそれぞれの活動の場にしている状況があるものですから、あまりそういうことを検証しないままにオープンにして貸し館にしちゃいますというと調整がつかないという気がするんですよね。基本は図書館ですから、基本を押さえながらも、別に排除はしませんが、ご理解いただければ使わせているというか。」

合田委員 「例えば急に会場がいるとか、10・11月は文化祭時期なので閉め出されて、他のところが使えないときがありますよね。その時に図書館ちょっと貸してもらうといいんだよなと思うことがあるんですけど、そういう時にはどうなんだろうなあと。」

高田部長 「例えば教育委員会が所管している施設の収容的な理由でのことですから、図書館に使わせてくれと協議に来るよりも、教育委員会、原因者の方に来ていただければいいかなと思っているんですが。」

清野館長 「少なくともこれまで勉強会ですとかで使っているケースがあります。断ったことはありません。」

高田部長 「あとは夜使うときに職員の誰かがいないといけないというのがありますね。」

赤坂会長 「プールの方も会議室がありますので、市民会館などは行事で使われることがありますけど、そちらの方はおそらく空いているのでしょうね。」

高田部長 「プールはお金を取りますが、出していただければどんな活動でも使っていただいて結構です。」

赤坂会長 「会議室自体は、プールはすごくいいですよね。ちょっと遠いですけど、ふぉれすと鉱山も使えますし。いずれにしても限定はしていないので、図書に関係がなくても問題はないということですね。」

高田部長 「行事の仕方もさっき言ったように色々考えながら、頑張ってアイディアを出していきます。」

合田委員 「市民との連携ということであれば、図書館祭りみたいなものを1年に1回市民と共同でやると、図書館のPRには大きい事業になるのではないかと私たちは前から提案はしているんですけど、そんなところで色々な市民を巻き込んでやるようなことがあってもいいんじゃないかなと思うんですよね。そういう時に市民を取り込んで、それこそ協働でやるというあんばいはどうでしょう。その時に企画委員会みたいなものを公募して設けて、させればいいのでは。」

安田委員 「やはりリスニング、音楽をやれば、飛躍的に若者が増えましたというふうに先駆者の取組の中に書いてありました。この狭いところでしたら、本を読んでいる人もいるだろうし、例えばロックバンドをやられたら、うるさくてとんでもないことになります。その辺はこれからの建築でそういう施設を作れば、ある程度若年層は増えてくると思うんですよね。もちろん今の児童館などが大きくなって、改築ということはあると思うんですが。他の方向で持っていけないかなと思っています。」

赤坂会長 「やはり図書館関係ですから、場所は図書館なんでしょうね。この施設と限定されてしまうと、なかなか難しいところがありますね。」

高田部長 「色々議論したりして言っていただければ。図書館だけではなくて社会的な市民のいわゆる文化活動を高める取り組みというのは、時代時代で、変わらない部分と流行の部分がありますから、そのバランスもあるんですが、時代に合った枠組みにいつも変革していく、チェンジ、シフトしていくことは必要だと思うんですよね。例えば、35年前にこの図書館は作られているんですよ。その時の時代背景、時代の枠組みの中での図書館の機能と、35年たってインターネットが爆発的に出てきたり、逆に活字媒体というのがものすごく激化してきている、そういう時代の枠組みの中での図書館の機能がどうあるべきか、みたいなことは研究していかなくてはいけないと思っているんです。いつになるかわからないですけれども、次に本当に新しい図書館をこの町に作り上げる時には、今おっしゃったような議論、そういう角度で検討というか、市民の姿勢でこういう機能が欲しいという図書館構想として形作られていくのではないかという気がするんですよ。」

安田委員 「コンピュータの発達によって本がコンピュータに組みこまれて読めますよね。ああいうふうになってくるとますます活字離れになるんじゃないかと。ワープロから始まって、みんな辞典を引かなくなったんですよね。あれは危機的な問題だと思うんです。その字だけを読んで、意味を自分で引いて、辞典を使わないということは図書館側とかなり連動してるんじゃないかと思うんですよね。その辺を、本を読むだけでなくて、まず辞典を引きなさいと、その辺からいかないとダメだと思うんです。コンピュータはパッとやればパッと出てくるし。手間隙かけて調べてどういう意味があるのか。その辺の底辺から拾っていかないと、おそらく活字離れはどんどん進むと思うんですよね。そうやって拾った字というのはかなり確実に覚えていますからね。コンピュータでやるとおそらく頭に入らないと思うんですよ。これはただの私の考えですが。小さい頃から辞典を引くと、あれはこういう意味もあるんだと倍以上は残ると思います。そこから広げていかないと、まあその人たちは、いずれはコンピュータを使うんでしょうからね。その辺が原点じゃないかなという気がするんですよね。私は聞かれた時にいつも教育の原点は寺子屋だよといっているんです。そのつもりでやりなさいといつも言っています。今のコンピュータ時代には遅れてしまっているかなという気はするんですが、人間の心というのは考えたりすることからやらないと。」

合田委員 「26日に道の主催で、子どもの本の、ブックスタートに関する講習会があったんです。当初200名くらいの募集だったところに全道から600名も集まって、会場を変更せざるを得なくなりました。福音館書店の会長さんをなさっている松居直さんの講演が午前中、午後から分科会に分かれてやったんですけど、やっぱり今おっしゃったような、言葉を獲得したり、幼少の時の出会いをどう作っていくかがどんなに大切かとおっしゃっていたし、600人近いお母さん方が参加したという事はとてもいい動きになってきたなと思っています。やっぱり文字を与える側の親側がそれなりの知識を持って、どういう視点で子どもと向き合う、与える環境を整えていくというところに関心が向かって、600人が1,000人になっていけば、北海道の未来は明るくなるかもねって言いながら帰ってきたんですけど、そういう動きを一過性にさせないための動きを各地域の自治体の図書館がどういうふうに情報を出していくかというのが図書館の役割だと私は思っているんですよね。そういうところが今までは欠けていたと思うんですよ。それと、こないだ全道大会のときにすごく良かったのは、日図協の女の方でしたけど、著作権のことで、私は著作権の本を時々読むんですけれども、お話がとってもわかりやすかったですね。工藤君も出ていたので、うちの図書館はひっかかっていると思いますから。うちの図書館だけでなく大抵の所は。厳密にいうと著作権の問題ってこんなに難しかったんだと思うくらい大事だったなと。その講師に、例えば私たちが呼んだら来てくれるかって聞いたら、来てくれるって言うから、あちこち何件かでやったら安くなるから。図書館が本来持つ情報をどういうふうに市民に、ただ何かの講師を呼んでビデオをやるというのではなくて、図書館が情報として発信しなくてはならない講師を呼ぶっていうのは、ここに集まる程度でいいので、来年は著作権をやってほしい。図書館が出すにふさわしいテーマのものも、難しいけれど一つくらい入れていくというような企画力というのもいいなあと思います。」

高田部長 「ご提案をいただいたので検討しようと思います。著作権は非常に大事だし、図書館と著作権、知る権利と著作権というのはきわめて連動していることで、大事なことだとは思うんだけど、今、著作権を図書館でやると、かなり専門的な、マニアックな講演会になりそうな気がするんだよね。」

合田委員 「それを軽く、この人はものすごく分かりやすかったですよ。例えばこのコピー機を使うとしますよね。どうして1枚しかダメなのかとか、そういうことがわからないと思うんですよ、住民の人たちは。日常的に関わるテーマと著作権みたいに、そこに重なる問題と合わせてやるというように、そういう組み立てでいくというのは知的な人を呼び込むという意味でもいいと思うんですよね。」

高田部長 「言っている意味は十分わかります。ただ図書館が色々行事をやったり、特に図書館ならではの講演会などをやるときに、一番気をつけなきゃならないのは、これは他の町の美術館でも博物館でも陥りやすい傾向なのですけれども、唯我独尊になっちゃうからね。独善的になっちゃうから。図書館はこんなにいいことを考えているのに、講演会をやっても人が集まらないから、どうもここは知的レベルが低いなと言い始める人たちがいるんですよ。それは図書館が常に戒めるべきことではないかなという気がするんです。やっぱり住民、市民、利用者が望んでいるニーズをちゃんとしっかり受け止めるということ、迎合しろということではないんですが、ニーズをしっかり受け止めるということを基本において、それからもう一つプラスアルファで図書館ならではの角度を出していく、テーマを選んでいく。なかなか難しい話ですけれども、おっしゃっている意味はわかりますので、いろいろ検討したり、あまり知恵はないですけど、考えていこうと思っています。」

合田委員 「それと、協議会が、今回はずいぶん意見が出て、いいなと思っているんです。協議会を協議会たるものにしていくという意味では、有償じゃなくても、協議会を図書館から集められるというのではなくて、有機的に集まって図書館をどうしていくのか、少し議論ができるようなものを断続的にできるように、やっているところがありますので、そういうような動きになるといいなと思っているんですね。本当に図書館の応援者になっていく、委員を経験した人たちが、この町の図書館を応援していく、着実に支持者になっていくという関わりの場にしてもらいたいなと思うのが一つ。それから、傍聴者が置けるようになりましたので、傍聴者にも資料を配布してほしいと思います。」

永森係長 「今日は、若干は用意してありました。」

合田委員 「できれば今後もそのようにお願いいたします。」

赤坂会長 「今の、協議会のメンバーの幅を広げて意見を聞くという部分は、規定とか色々な問題があるんでしょう。」

高田部長 「図書館協議会自体は図書館法に基づいて活動する機関ですから、趣旨に基づいた機関としての責務があると思います。今、合田さんがおっしゃったのは、今のはかなり限定的なものですから、図書館の応援団的な、図書館のシンクタンク的なことをもっと広げたらどうですかということでしょう。それは結構だと思うんですが、このオフィシャルな協議会の中ではどうかなという気がします。条例に基づいている機関ですから。基本的に、法や条例が意図しているのは、図書館長の諮問機関なんだと思うんですね。いわゆる図書館の最高責任者たる図書館長が、図書館の運営、管理をする上で、色々な問題についてこの協議会に諮問させていただいて、教えを拝借するという機関なんだと思うんです。町の中で図書館がどうあるべきなのかという、図書館活動を支える支援活動だとか、シンクタンクみたいな機能は、そこでは想定していない気がするんですよ。そんな杓子定規はあれですが、そこの基本をわきまえながら、図書館が良くなっていくためのいろいろな議論は必要だと思います。」

赤坂会長 「そういう意味ではさっき合田さんが言った図書館祭りは、ボランティアを募って、例えば成人式は若者たちが集まって企画して、いい方向へ向いている部分があるので、そういう意味では利用者である若い人も含めて集まってもらって、年に1回くらいやって、それをさらに積み重ねていくと、図書館を考えようという人たちが増えていくのではないでしょうか。」

高田部長 「図書館で活動しているボランティア、サークルの人もいますし、図書館を考える会なんかは一生懸命活動していただいていますから、連携して何かできるかどうか、少しやっていかなければならないと思っています。」

赤坂会長 「将来新しい図書館を作るときもそういう活動の積み重ねが、市民のアイディアを生かす図書館作りに役立つ。作るときにパッと集めても、なかなかうまくいかないこともありますので、ひとつ長いスパンで色々やっていかなければなりませんね。

それから、機械化、パソコンというか、否定するわけではないので、どう受入れながらやっていくかというのが難しいですね。」

高田部長 「一般的に図書館というのは、人類の知の宝庫ですから、何千年も前から人間が積み上げてきた知がありますから、それがストックされている、自由に活用できる場ですから、そういった部分と、それからまた流行の部分がありますよね、時代とともに色々なメディアが出てきますから。そういうものにもある程度対応できる機能を持つべきなのかなと思っているんですよね。こういう小さい規模の図書館で大きいことを言っても、たいしたことはできないんですが、視点としては持たなくてはいけないなと。」

赤坂会長 「今の高校生あたりは電子辞書と普通の辞書を持っている。やはり効果が違うというデータがあります。普通の本の辞書の場合は周りも全部見られるということがあって、電子辞書の場合はパッと引けるんだけれどもそこしか見られない、そういう便利さと、幅広く知識を広げていくという意味では情報化だけではいけないかなと。」

合田委員 「違いがわかっていればいいと思うんですよ。ダメだとは言えない。私もバッグに入れて持ち歩いているんですけど。」

高田部長 「時代とともに知の形が変わってきたというのがあるんですよね。それの弊害というのがよく言われているわけです。例えばコンピュータやワープロを使うので、漢字が書けなくなっている、僕なんかもそうなんですけどね。知的な部分の劣化だと思うんです。その劣化をどうやって防ぐのかというのは一方では課題なんですよね。その課題に図書館としてどうやって向き合えるかといったら、図書館だけでは解決できない。挑戦はしてもいいんだけれど、図書館だけで解決する問題ではないのかなと。家庭教育の問題もあるし、学校教育の問題もあるし、色々あると思います。その中でも図書館のお役に立てる部分を見つけながら活動していくことが必要かと思うんです。」

赤坂会長 「その辺ではさっき出ました講演なんかも、他との連携という部分ではかなり重要な部分ではあるのかなという気はしますよね。」

合田委員 「子ども読書活動推進法はその後どのような計画を立てているのですか。」

清野館長 「一応次回の3月には、骨子はご提示できると思います。今図書館が中心となって進めております。」

高田部長 「教育委員会として来年作るという政策判断で、今作業をしてもらっていますから。計画を作るのが目的じゃなくて、計画は手段ですから、その次に実現したい状況があるんですから、最も適切な時期に計画を作るのがいいのかなと思っているんです。」

合田委員 「最も適切な時期が、いつが適切なのかが問題ですよね。」

高田部長 「計画も、普及のための仕組みも何も構築されないで能書きだけ、どこかの図書館の計画のように作ってもしょうがない。行政というのは、その作った計画をどう具現化するの、道筋は見えているの、何も見えていないのに本だけ作って計画あります、ということになりますので、その愚は冒したくないと思っているんです。作業はさぼらないでやっています。皆さんにも図書館で見てもらえますし、手続きはしようと思っています。」

合田委員 「期間が明らかになっていればせっつきませんか。やっているかやっていないかわからない。」

高田部長 「そんなにかかって作るつもりはありませんので、作るのはそんなに難しい話ではないですから。作った後、具現化するための基盤というのかな、問われた時にちゃんと用意できるようなものにしたいと思っているんです。」

赤坂会長 「学校図書館も同じなんですよね。」

高田部長 「学校図書館は、学校の先生自体が学校図書館の重要性を意識していない部分があるんですよね。公共図書館側から色々アクセスしたり、促したりはしていこうと思うんですけど。教育委員会もお金がないからなかなか学校図書館に予算をつけられないというのがあって申し訳ないんですが。連動が必要になってくるので、今回合田さんがおっしゃった子ども読書推進計画では、その辺を取り込んで子供たちへの読書普及をどうやって図っていくのかというガイドブック作りがあるんですよ。」

合田委員 「学校図書館は学校図書館だけでやるのではなくて、公共図書館との連動も含めて、どう市民を巻き込んでいくかという、本当にこの推進計画ができた時に、その声がどのように入るかというのはすごく大事だと思っているんです。 北海道だけなんですよ、学校図書館と公共図書館の図書館活動が別個で、全然連動しないのは。ここらへんも問題を抱えているんですよね。」

赤坂会長 「学校のデータベース化が進んでいますので、自然とそういう声が生かされてくると思います。」

高田部長 「これは図書館長の仕事というよりは、教育委員会の仕事なんですよ。あまり図書館長にせっつかれても、図書館長は図書館長の枠組みがありますから。それは教育委員会の役割になってきますから、社会教育、家庭教育をどうしていくのかは、図書館という枠組みの中では手に余る部分があります。全体の教育、子育て、児童の読書という大きな枠組みで考えていかないと。それは教育委員会の責任なので、出します。」

瀧内委員 「司書さんは学校に全部入っているんでしょうか、今は。」

高田部長 「12学級以上の学校には司書教諭を配置するということになって、今配置されています。うちの町では。ところが一番問題なのは、司書教諭として配置されているんですが、その先生が担任を持ったり教科を持ったり、専任じゃないんですよ。司書教諭として明文化されていても、学校内での図書館活動のリーダー的な役割や活動は、忙しくてできないというのが実態なんですよね。そういう考え方ではいるんですが、12学級以上に配置されたというのはとりあえず一歩前進だと決めているんです。教育委員会では図書館指導員などで少し後ろ押ししようかなと考えています。ただ、全然十分ではないと思います。」

赤坂会長 「すぐやらなきゃいけないことがたくさんあるんですよね。それに比べるとやはりちょっと後回しになってしまうんですよね、申し訳ないと思いながらも。まだ始まったばかりですが、鷲別小学校では巡回図書が回ってくれているんですよ。そういう点では少し連携ができていたり、子どもたちの読書活動の意欲にいい効果を表していると思います。」

瀧内委員 「学校図書館のことをお話する場ではないとは思っているんですが、ボランティアとの関わりで、司書として措置されている部分と、ボランティアとして学校と市内的にどういうふうに関わっているかということと、図書館とボランティアの関係とが見えていないので、教えていただければありがたいのですが。」

高田部長 「ここの図書館では色々なボランティアの人と関わりがあるんですね。ボランティアと言いましても色々な形がありますから、例えば、単に読み聞かせボランティアではなく、図書館業務の一部を担ってくれるボランティアが、皆さんいてくれたらなと思っているんです。外国なんかは結構多いんですね、そういうのが。図書館業務そのものにボランティアがサポートしていただけるみたいな局面があるんです。そこまではまだまだいっていない。それはボランティアをしようという側に責任があるのか、受け入れる図書館側に責任があるのかというと、図書館側に問題があるのかなという気がします。そこまではいっていませんが、公共図書館での、いわゆる市立図書館でのボランティアとの関わりというのはある。それから学校図書館のボランティアなんですが、幌別小学校で、本当に読書活動、図書の整理から学校図書館業務から学校内での読書活動、図書の紹介というところまでも担ってくれているボランティアの皆さんがいます。それはとてもモデル的な取り組みだと思って、全学校に広げたいと呼びかけているんですけれども、なかなか各学校の事情があって、広がっていかないというのが実状です。今年は2校でその動きがあります。若草小と西小がPTAを中心としたボランティアの動きが出てきています。少しずつは広がってくるだろうと思います。問題は、すごく力のあるボランティアの方々がお手伝いをすると、学校の方が引いてしまうんですよね、ゆだねてしまって。やってみてわかった課題が色々ありますけれども、将来的に、長い目で見ればそういう関わりや、市民の力が発揮できる方向で行くと思います。あとはどうやってその仕組みを作るのか、それは行政の役割ですね。」

瀧内委員 「学校のことは置いておいて、図書館では色々な形とおっしゃいましたけれども、読み聞かせ以外にどんな形で関わっているのでしょうか。」

清野館長 「布の絵本の寄贈などがあります。」

永森係長 「それと工作の時なんですが、折り紙とか今回もやったんですけども、元幼稚園の先生にお手伝い、講師としてやっていただいたりとか、そういった部分でもって皆さんにご協力していただいています。」

瀧内委員 「報償費の問題と関わって気にしていたんですが、企画などはほとんど館の職員さんでやってらっしゃるんですか。」

永森係長 「児童室の方でもって、リサイクルを主に、行事をやっています。その中でボランティアにお手伝いをお願いしたりすることもあります。」

瀧内委員 「状況がよくわからないこともあって、お役には立てないと思うんですが、利用者として、市民としては、とてもいい図書館だと思っています。色々な意見があるし、駐車場がないから行きたくないと言う人もいますが、市民としては、情報に余るほどの素晴らしいものを利用させていただいています。ここで言っていいのかわかりませんが、そう思っています。」

     その他特に質疑なし

清野館長 「今日ご説明できなかったんですが、今、図書館の問題では指定管理者制度というのがあります。これは図書館雑誌に出ておりましたので、資料としてつけておきましたので、どういうものかぜひ読んでいただきたいと思います。」

赤坂会長  閉会挨拶