平成17年度第1回図書館協議会会議録

       開催日時  平成17年10月31日(金)午後4時00分〜18時

      会  場   図書館3階会議室                

      出席者  《委 員》 赤坂委員、合田委員、瀧内委員、松原委員、安田委員

            《事務局》 寺田教育部長、三浦室長、清野館長、永森主査、林主事

       開  会  午後4時00分  

 

赤坂会長    時間になりましたので、これより第1回の図書館協議会を始めます。始める前に4月1日の人事異動により、教育部長さんが替わりましたので、新しい寺田教育部長さんよりひとこと自己紹介を兼ねて、ごあいさつをいただきたいと思います。

寺田教育部長  新しく教育部長になりました寺田と申します。よろしくお願いいたします。すっかり朝晩冬に近づいてきたというか、秋の深まりを感じて、街並みをみると大根が干されていて、本当に秋の匂いがし、冬が近いんだなあと感じております。この協議会も今年度半期が過ぎて、特に図書館関係にかかわりましては、このあと11月13日に図書館まつりがあるということで、色々な中でこういう深まりがでてきているのではないかと思います。今日は色々な報告等ありますが、どうぞよろしくお願いしたいと思います。

赤坂会長    ありがとうございます。協議会の委員の方は、昨年に引き続いて全員同じですので、去年の色々な話しをさらに深めるということで今日はやっていきたいと思います。議案書のほうはみなさんのお手元に届いておりますでしょうか?議案として3点ありますけれども、まずはじめに3点を続けて説明していただきまして、これについての質疑応答を行い、そのあとその他のほうで色々と昨年度の第2回の協議会のときに話しがありました「子どもの読書推進計画」等もでておりますので、説明を受けて、そして全体的な話をしていきたいと思いますが、よろしいでしょうか?それでは事務局のほうから1から3に関しまして、報告をお願いします。

清野館長    はい、まず第1回目の図書館協議会が時期的に遅れましたことをお詫びいたします。次回3月は予定通りに行いたいと思っています。第1番目の平成16年度図書館利用状況等の報告でございますけども、3月のときに報告しましたとおり、平成16年度は開館以来はじめて貸出し冊数が20万冊を超えまして、大変喜んでおります。貸出し状況をみますと本館では児童書が36,000冊、一般のほうが合計で96,000冊となっております。これは前回もご説明いたしましたが、本の内容ではなしに誰の券で借りたのかということでございまして、児童の券で36,000冊利用されたということでございます。ちなみに図書館全体で児童書がどれだけ利用されたかというと本館では70,397冊、全体で91,552冊の利用がございました。一般書のほうですが、本館では65,000冊、これには郷土資料や雑誌は含まれておりません。全体でみますと95,119冊利用がございました。雑誌は、12,312冊、郷土資料は1,812冊の利用がありました。2番目の17年度の図書館利用状況について説明します。9月末現在で利用冊数が去年と比べて若干減っており、去年が半期で100,338冊であったのに対して、今年は100,095冊で若干落ちています。後半に向けてがんばりたいと思います。登録者のほうは前回もお話ししましたとおり、単年度の数字とそのほかにここにはでておりませんが、累計で現在11,200人の利用状況になっております。一番下の欄ですが、登録累計という言葉と2段下の貸出累計の累計という言葉を省いてください。これは単年度の数字です。2ページ目が今年度の資料です。3ページ目は現在の蔵書冊数で、現在132,305冊ございまして、ご存知のように図書館の開架書架の上にかなり本が積まさっている状況で、今、閉架書庫の本を鋭意除籍しているところです。現在、約4,000冊ほど道立図書館に移管しております。移管した分は道立図書館でデーターとしてインターネットで検索できますので再度登別でも利用できることができます。それ以外の本については利用可能なものは随時2階の廊下に「ご自由にお持ちください」ということで再利用していただき、利用不可能なものについては廃棄しております。現在20年以上経ったものを対象に、そういう処理をしております。4ページは2004年度の各月ごとの利用状況です。 次に今年度の図書館事業について簡単ですが説明させていただきます。5ページ目をご覧下さい。5ページ6ページが今年度の行事でして、今年上から3段目の「琴の調べ」は4月10日にお琴と尺八の演奏を1階のロビーで行いました。また、一昨日まで市内の幼稚園、保育所の年長児の読書感想画を展示しておりまして、応募数が多かったものですから、本館のほかに鷲別の公民館、登別の婦人センターの3個所で展示しておりました。12月10日には例年行っております読書感想文、感想画のコンクールの表彰式がございます。先日入選作が決まったところでして、読書感想文は小中合わせて60点、感想画は5点の入選作が決まりました。明日からこれも毎年行っておりますが、安田みちさんの左手でお描きになった原画展を11日まで展示します。すでに展示してありますので、もしお帰りにでも時間がございましたらご覧下さい。ロビーが殺風景なものですから、季節の行事に関する展示や、8月であれば戦争や平和に関する資料などを並べており、同時に利用もされています。なかなか手狭で資料が分散しているものですから、一ヶ所に集めて展示するのは利用者にとっても見やすく、また普段あまり目に付かず借りられない本も利用されております。今年度初めてですが、11月13日(日)に図書館まつりを開催する予定です。それについては実行委員長である合田委員さんの方から説明していただきと思います。雑駁ですが1から3までの説明をさせていただきました。

合田委員    行事の「琴の調べ」は何人くらい集まりましたか?

永森主査    悪天候でしたが15~16名来ていただきまして行いました。

合田委員    15~16名もロビーに集まると大変ではないでしょうか?

清野館長    去年の「フルートとお琴」の演奏の時には、語りもあったのですが、30名以上の参加があり、ロビーがいっぱいになりました。

赤坂委員    平成16年度から17年度の利用状況と、今年度の図書館事業について説明がありましたが、これに関しまして何か質問がございませんか?

              それではご意見等はありますか?そのあと幅広く色んなことをお話したいと思いますので、その他のほうの説明をお願いします。

清野館長    10月14日決算審査特別委員会で、図書館のことに関しまして、天神林委員のほうから4点ほど質問がありました。それについてご報告いたします。まずどのような蔵書管理を実施しているのか?あるいは本が傷んでいるのではないかというご質問がございました。それにつきまして毎年7月に蔵書点検を行っていること、今年は約130,000冊を点検し、不明だったものは179冊ありました。ちなみに昨年は123,084件点検し、163冊が不明でしたが、今年度の点検の結果、そのうち122冊がどうしても見つかりませんでしたので除籍しました。また、毎月月末の金曜日に図書整理日を設け、開架書架の図書整理を行っておりますが、さきほどお話しましたとおり、今、本があふれている状態で、お客様にとっても大変本が探しづらいという不平をいただいております。道立図書館への移管ですとか、除籍も含めて鋭意処理をしておりますが、なかなか追いつかない状況です。現在大変本は探しにくいのですが、閉架書庫のダンボールに本をつめて管理しているという状況です。また、本が傷んでいるのではないかという質問ですが、現在総ての本にはブッカーをかけておりまして、以前のように表紙が破れたりすることはほとんどないかと思います。最近見受けられますのは、ページがとれやすくなっている本につきましては、随時見つけたときに補修・修理していることをお話ししました。2番目はインターネットの普及によって、貸出数に減少傾向はないのかという質問があって、インターネットの利用で情報、つまり本の一部についての情報を検索するというのは増えておりますが、インターネットでいわゆる本を読むというようなところにはまだなっていません。実際過去3年間の図書の貸出は少しずつではありますが、上昇傾向にありまして、先ほども申し上げましたとおり、平成16年度の利用は20万冊を超えたとご報告いたしました。ちなみにインターネットの利用ですが、インターネットでの予約は平成16年度に922件ありました。これは全体の予約が11.010件ありましたので、一割弱がインターネットでの予約になっていると思われます。

      3番目に新図書館建設への具体化について積立額の目標などがあるのかという質問がありました。市は現在、財政難にあり、新図書館建設への具体策は進んでおりません。新図書館建設基金は平成16年度末で1億3,400万円ほどございます。最近の図書館の建設費をみますと、若干上下はありますけども、およそ一千平米で5億円ほどかかっている状況でして、仮に三千平米の建物を建設するとなると15億円くらいの費用が必要ではないかということを話しまして、そのうち4分の3の起債を使うとしても、約3億円から4億円を準備しなければならないというお話をしました。

      4番目に新図書館建設は無理との考えもあるようであり、市民会館の一部を利用するとか、室蘭も場所で困っている現状を踏まえ統一的な考えで建設場所の選定が出来ないかというご質問がありました。

      現在図書館は本館と鷲別、登別、登別温泉、情報センター、移動図書館車とネットワークを組み、本館同様のサービスの提供を心がけております。本館の建物は手狭で特に高齢者の方や障害のある方には大変使いづらいことは承知しておりますが、今後、他の施設に配本所の機能を持たせることが可能かどうか、多くの方の考えを聞いて検討していきたいとお話しました。また今後近隣との合併問題等が浮上すれば統一的な利用を視野に入れた、図書館の規模ですとか、建設場所の選択肢も出てくるものと思われるということでお話しました。以上が決算審査特別委員会の質問に対しての答弁です。

      11月13日(日)に第1回目の図書館まつりを計画しておりますが、実行委員長の合田委員さんからご説明をお願いします。

合田委員    お手元にチラシが入っていた通り、また会報の15ページになぜ図書館まつりを開催するに至ったのかというあらましを載せてあります。ここの事業報告にもあるように、図書館がもう少し広く市民に利用されたり、理解されたりするようにかなり活動をしているが周知が困難だ。その素地をもう少し改善できないかというのが長年の私たちの暖めていた考えで、昨年教育委員会の話し合いが続けられる中で、打診したところ快く受けていただき、開催に至りました。図書館って楽しいこともできるというイメージを定着させられないものかと思い、普段図書館に関わっている人たちに呼びかけをし、ご協力いただいて実現する運びになりました。ここで大切だと思っていることは「協働」という言葉が市長の所信表明や、広報で語られていて言葉自体は浸透しているかと思いますが、その実態はかなり怪しいというふうに思っています。ではどうすればよいのかと考えたときに私は、誰がやってもいいのではないか、行政がやってもいいし、市民がやってもいいし、これまでの行政が何かしなければならないというのではなくて、やれる人がやっていく、つまりこの図書館まつりの根底にあるのは「協働の実現」という実践をやりたいと思いました。これが成功するかはたぶん事業をするということは色々とあると思うが、図書館のイメージを少しでもあげていきたいというのがねらいなので、色んな方に関わっていただいてご批判や疑問などをぶつけていただいて、次回から少しずついいものになるようにしていきたいと思います。まだまだ第1回目でかなり問題もあるかと思いますが、やってみてから考えましょうということで雑駁ですがこういうかたちで行いますので、ぜひ委員さんの方にも関わっていただきたいと思います。協議会の委員さんの出番は会議が2回しかありませんので、これでは本来の意味の「委員」の意見を反映するというのは難しいのではないでしょうか。関わっていただいて少しわかったらアドバイスをいただいて精度を高めていけたらと思いますので、みなさんのご協力をお願いします。

清野館長    27日から読書週間が始まっていますが、昨年度の3月にご提案がありました「満足度調査」のアンケートをこの期間に行っております。お手元にアンケート用紙があるかと思いますが、この協議会の開催をもう少し早めに計画していたものですから、その時点でこのアンケート用紙を皆さんに見ていただいて、手直しして完成度の高いものにして行いたかったのですが、順序が逆になりまして27日から始まっておりますので、見切り発車ということで、とりあえず他の図書館の例を参考にして作ってみました。昨日までの2日間で200を超えた回答をいただいております。アンケートを回収する箱が一杯になるものですから、毎日開けて回収をしておりますが、そこで開いてみる範囲では割と「立地条件がよい」、「職員の対応がいい」というところに高い評価をいただいております。また想像していた通り「駐車場のスペース」、「本の数」などに若干不満がありました。読書週間は9日までですが、13日の図書館まつりまで行いその後に集計して公表をしたいと思っております。その詳しいことは次回の協議会でお話します。アンケート調査はできるだけ定期的に2年に1回、あるいは3年に1回というペースで行い、その推移をみていきたいと考えています。また設問についてもぜひ皆さんの忌憚のないご意見をいただければと思っております。次に前回ご指摘ありました、「子ども読書活動推進計画」についてですが、案としてお手元にお配りしております。これは図書館だけでなしに、現在学校教育グループ、社会教育グループ、子育てグループ、健康推進グループに内容について精査していただくというか、専門の部分でご意見をいただくように進めております。早い時間にまとめまして、次回の3月にはある程度まとまった形にしてみなさんに示したいと思います。学校図書館につきましては私たちも知らないものですから、小中学校に対して学校図書館の活動状況についてアンケートを行います。アンケート用紙もお手元にあると思います。小学校と中学校とありまして、それの結果を推進計画のほうに入れたいと思っております。8月から11月の10日間室蘭の鉄ン子文庫が主催しましてストーリーテリングの実践講座がございまして、図書館より1名参加しておりました。子どもの読書の環境整備としまして、10月29日(土)に登別出身のこの講座の受講者4名の方に来ていただいて、実際にここでその成果を披露していただきました。メンバーは全部で7、8名いるのですが、皆さんは今回の講習がはじめての実践ではなく、これまでも学校図書館、地域でボランティアをやっている方で、結構なれていらっしゃいました。ぜひ活動の場を提供したいということで年に数回これから継続して行っていきたいと思います。少しでも子どもの読書環境を整えて行きたいと思っています。先日、小学校の校長先生のほうから学校図書館ボランティアの方々と図書館と話し合って、連携を深めていけないかというお話がありました。図書館も賛成です。色々な情報を交換し、連携を深めていきたいと思います。もう1点、図書館は自館だけの蔵書で利用者の方に提供できるわけではございません。特に現在はインターネットが発達しておりますので、道内はもとより道外からも貸出、借用を行っております。これまでインターネットで情報提供するまでは登別からの貸出というのは年間30冊くらいで、一方的に借りるほうが多かったのですが、インターネットで検索できるようになり、貸出の方も増えてきました。この半年間4月から9月までの利用状況を調べましたところ、道立図書館を除いて、道内外の図書館から借りた資料が467冊であり、貸出したのは200冊ありました。年間でみますとこれまでの10倍以上の貸出をみていますので、少しは私たちの肩の荷がおりたかなあという感じがします。以上雑駁ですが説明させていただきました。

赤坂委員    ありがとうございました。色々とありました。「第1回図書館まつり」の説明を受けましたが、合田さんの方からもありましたように、図書館のイメージアップということで、市民でも図書館でも誰かが背中を押すということはいいことなので、何かお話ありませんか?

合田委員    補足ですが、「図書館まつり」の実行委員に松原委員の組織も協力いただいております。色んな方とネットを組んで、連携していくのがいいかと思います。

赤坂委員    松原委員の協力団体名は何でしょうか?

松原委員    モモンガくらぶです。

三浦室長    ネイチャーセンターとモモンガくらぶに協力していただけるように話しをしております。

赤坂委員    うちの学校の「おはなしりぼん」も参加しております。

合田委員    PRの方もよろしくお願いします。

松原委員    この「図書館まつり」の目玉は何でしょうか?

合田委員    当日も剣淵からいらしてくださいますが、池谷陽子(いけのや ようこ)さんの原画展です。

清野館長    今回はプログラムが子ども中心で考えていますが、最後に「知里幸恵の背景を探る」という演題で富樫利一さんに講演をしていただくことになりました。ご存知のように「知里幸恵」は登別出身で80年前に亡くなりまして、昨年、生誕100年を迎えております。「知里森舎」というところが中心となって、「知里幸恵」の記念館を建設したいという動きがあります。富樫さんは「知里幸恵」「知里真志保」について色々とお書きになっておりますし、今回「知里幸恵」そのことだけではなしに当時の時代背景をお話したいということでございます。みなさんお時間の都合つくようでしたら、ご参加いただきたいと思います。

赤坂委員    内容が多彩で一日中図書館にいれますね。

清野館長    お茶席もございます。

合田委員    子どもは先着50名ほど抹茶の体験コーナーもあります。

赤坂委員    そのへんもPRしなければならないですね。

              みなさんよろしくお願いします。

              その他に関わっていかがでしょうか?

合田委員    子どもの読書推進計画についてですが、文章の中の「完成」は「感性」の変換間違えですか?

清野館長    すみません。「感性」です。

合田委員    重点事項の「民間と連携」をするということは、具体的に何かお考えですか?児童館というのはわかりますが、今のところ児童館とはあまり連携はないんですよね。

清野館長    児童館とは本の貸出をしています。

合田委員    それだけですよね。その他に何か深めていくとお考えですよね。

清野館長    担当者の方には読み聞かせなどで要望があればボランティアの方に行ってもらったりできるとお話をしておりますが、今のところまだ要望はありません。

合田委員    読み聞かせの対応に当たるのは、職員ですか?それとも民間ですか?

清野館長    今のところボランティアの方を予定しています。ボランティアも特定の人に集中していますが、先ほどもお話しましたが、ストーリーテリングの講習を受けている方が何人かいらっしゃるので、今後その方にも参加していただきたいと考えています。

合田委員    そうですよね。場所さえあれば、成果を発揮できると思います。

清野館長    現に学校図書館で実際行っている方もいますので、図書館、その他の場所で実践できれば、せっかく講習を受けた成果が発揮していただけると思っています。今回4人の方が見えられたのですが、みなさんその場をぜひ設けて欲しいということでした。最初は半年くらい置いてということで考えていましたが、あまり間隔をおいてしまうとおはなしが忘れてしまうので、できるだけ頻繁にできたらと考えています。

赤坂委員    そういうのは児童館ではスムーズに連携が比較的行いやすいのでないかと思います。指導員の方がいますので、時間帯を調整して行っていけますね。

合田委員    これからはどの事業も、どの場所もそうだと思いますが、待っていて何かをするというのではなくて、積極的に出ていってアウトリーチというかそういう政策に切り替えていかなければ、図書館はマイナーなイメージのところなので積極的に行っていただけたらと思います。それから、

              子ども達の発達段階に応じたパンフレットやリストの配布とありますが、前に図書館で作っていた本のパンフレットのようなものを考えていますか?

清野館長    一応、以前に赤ちゃん向けのパンフレットを作っておりますが、最近多くの図書館で立派なものを作っておりまして、ちょっとお金はかけられませんが、そういったものを視野に入れて対象を広げたものを作っていきたいと思っています。

合田委員    出版社がリストなどを出していますし、そういうものになれている方が多いと思いますので、工夫して出さないとただのゴミになってしまいます。手間と時間をかけて作っても見られないものではダメなので、視点を変えて作っていかなければならないと思います。できればそのようなものはお金をかけないで出版社に下さいと要求するようなたくましさも持ってください。ヤングアダルトの本はどのようにするのか?

清野館長    ヤングアダルトの本はかなり大量に入っていますが、ヤングアダルトコーナーということではなく、一般書に混じって入っていますが、まとめて入れるスペースがないのがネックになっています。

合田委員    ただ、読書層を広げたいということや今の法律的なことも考えると、それなりの環境を整えてあげなければ子ども達は来ないと思います。今の中高生、小学生をどうように読書環境に取り込むかというと考えていく上でこのヤングアダルトは必携ですし、どこも力をいれて行っていますので、場所がないというのは致命的ですが、みなさんで工夫をしてみませんか?また、学校図書館の図書資料、設備の整備、充実、人的環境のことは私たちもお願いしていることですが、学校図書館の資料費、交付金がなくなれば、また、貧しい、淋しい図書館に逆戻りしてしまうのかと懸念している。今の程度を保つような方法を今から考えておかなければいけないのではないかと心配しています。学校司書配置もなくなりましたし、ボランティアさんをどのように活用するのか、ボランティアが居ない学校はどうするのか、教育委員会の力と図書館のほうと連携をとって、うまく充実させる方向に持っていって欲しいと思います。計画が計画で終わらないように、作って終わりではなくて、実のあるものにしていただきたいと思います。

清野館長    学校図書館を一般に開放するという計画をもつ学校がありまして、お話しましたところ、本のことの問題は図書館でカバーできますが、そこに携わる人をどうするのかというのが学校でもネックになっており、現在はボランティアに頼らざるを得ないというお話でした。図書館としては図書については協力できるということを話しました。そのような輪が広がっていくと、学校間での相互貸借ですとか、学校図書館への一般者の利用も見出せるのではいかと思います。ただ学校の管理ということもネックなっていることも確かです。

三浦室長    学校教育と具体的に話し合いをしてみます。

合田委員    読書推進計画ができても、文字活字法ができ、すべてができてもそれが実態として根づかないようなものであれば、ちょっと淋しいです。

三浦室長    学校図書館の整備も進んできてはいるのです。

合田委員    一度行ってみてください。あれで進んでいるといわれると、将来を期待できないです。すごく貧しいということを認識してほしいと思います。

            あれで子ども達の読書環境があるなんて大きな間違いだと思います。

寺田部長    市町村単位で学校をみると、あまり整備が進んでおらず、良くない環境もある中では、わりと登別のほうは整備されてきたという経緯はあります。学校の現場では学習内容の変化などが刺激となり、従来の学校図書館の利用の仕方からかなり脱皮してきただろうと思います。また学校の環境というものにも、温度差があると思います。

合田委員    教育権の保障だといいながら、現場で格差があるというのは子ども達に大人として責任があるとずっと思っています。学校図書館に対する教師の意識も、関心も希薄です。学校図書館に関心のある先生がいる学校は幸せですよね。ですから条件が悪くても工夫しながらうまく利用されているところをみると人ですよね。      

寺田部長    12学級以上には司書教諭の資格を持った者を配置しているが、校内の中で司書専属でということの張り付きではない。

合田委員    現状の中では無理だと私も思います。学校には学校司書を配置し、司書教諭の先生と連携をとって充実を図っていくという形をとらない限り、日本の学校図書館というのは本当に貧しい図書館のままになってしまう。

赤坂委員    そうなるとボランティアの方の協力がどう得られるのかどうかというのが大きなひとつのポイントですね。ただそれが今、徐々に広がりを見せています。ボランティアが居ない学校でも、となりの学校がボランティア活動をしているよというと地域の方の関心も違ってくるのではないかと思いますので、そういう意味ではいい方向へ向いていると思います。また充実という点ではインターネットで貸出が増えたというお話でしたが、学校の場合もデータベースが進み、どこの学校にどのような本があるのかということが検索できるようになり、学校同士の相互貸借がいかにスムーズにできるシステムを考えています。

合田委員    運用ではまだまだ課題があると思います。

赤坂委員    徐々にではありますが、充実はしてきている実感はあります。

清野館長    相互貸借についてですが、市立図書館の場合は、道立図書館からは週2回土曜日と水曜日に本が送られてきます。それから他の市立図書館についてはおおむね本があれば申込んでから3日間くらいで届いています。それだけ流通がよくなったといえます。

赤坂委員    学校の場合、給食便をうまく利用できないかと思っています。

清野館長    教育委員会の連絡箱は毎日ではないのですか?

赤坂委員    連絡箱は毎日ではありません。できるだけいくようにはしているが、遠いところは毎日行けないのが現状です。若者をどう図書館へという問題ですが、書架がなくダンボールに入れているというのであれば、もう新館しかないのでしょうか?前回もエレベーターにお金がかかるというのであれば新館が遠のくのではいかという話もしましたが、何かいい知恵はないものでしょうか?

清野館長    毎年9月から10月にかけて図書館を考える会で「古本市」を行っていただいています。今年も20万円ほど図書館建設基金に寄附をいただきました。これまでの累計が120万円ほどになっております。

赤坂委員    そういう場がもっと広がればいいですね。図書館だけというわけにもいかないですし、本棚を天上まで吹きぬけて、脚立を用意し、よく本屋さんでやっているようなシステムにしても結構な金額になるのでしょうか?

清野館長    壁のほうはできるだけ高く、中のほうは低くしていますが、それでも棚などを入れるとなるとかなり書架と書架の間が狭くなってしまいます。

赤坂委員    棚を新しく入れるのではなくて、全部上に積むのではなくて、上まで追加の書架を入れるのは難しいのでしょうか?

清野館長    地震対策もありますので、無理かと思います。

赤坂委員    スペースがなければ上に行くしかないですよね。

清野館長    今は、除籍しか方法はないかと思います。

合田委員    除籍のことがでたので、伺いたいのですが、除籍で道立の図書館に差し上げてまた借りるというのはいいと思います。 白老町などは除籍した本を市民に還元したり、海外などは除籍した本は、古本市などを行っている市民組織に寄贈して、それを売るということをして還元したりしています。道立にただ寄贈するのではなく、そのようなことも考えていただきたいと思います。

清野館長    インターネットで検索しますと、うちに入っている20年前の本で当時道立も予算が少なかったので、かなり入っていないものがあります。全部インターネットで検索して無いものを送っています。

合田委員    それが4,000冊ですか?

清野館長    はい。

合田委員    ちなみに道立の資料費は全国で最下位です。みなさんご認識ください。普通小さな県でさえ2,3館もあるのに、北海道にこの道立1館しかなく、それほど貧しい、おまけに資料費が5,000万足らずで、普通のいい図書館だと一億くらい資料費をもっている図書館はざらにあります。この広い北海道に5,000万足らずの資料費しかない予算配分をしているという貧しさは北海道全体の文化レベルを下げているというふうに知っていただきたいと思います。

瀧内委員    子どもの読書活動推進計画についてですが、学校の部分で現状が空白の理由はどうしてか?また司書や関係職員の配置等の充実に努めるとあるのにその前提となる現状がないのは不可解です。現状の司書の配置状況かを知りたいのですが。

清野館長    まず、図書館に関わることや、わかることはかかれてある通りですが、現在学校教育グループ、子育てグループ、健康推進グループ、社会教育グループに意見をお願いしております。意見を聞いて図書館としてまとめていきたいと思っています。

瀧内委員    司書の現状や関係職員の配置などは現時点で数字的にはわかると思うのですが。

清野館長    図書館はアウトラインを埋めただけで、実際の文言というのはそれぞれの担当グループから出てきます。これが変わることもあります。

瀧内委員    現時点ではわかりませんか?現在小学校がいくつあって、12学級以上でしたか司書の資格を有するものをいればいいということですよね。12学級以上ある学校はいくつありますか?

合田委員    私たちの会報に一覧表になっています。よろしかったら見てください。

寺田部長    小学校では学年2学級以上、中学校では12学級以上で緑陽中学校だけです。

瀧内委員    緑陽中学校だけ資格のある職員がいればよいということですよね、小学校の場合はどうでしょうか?

寺田部長    9校中、6校が12学級以上となります。

瀧内委員    そこには関係職員や司書の資格のある方が配置しているんですね。

寺田部長    配置されているが、専任ではないと思います。

瀧内委員    その辺が知りたいのです。ですからその先生方が図書の仕事ができるような保障、または人的配置がどうなっているのかが知りたい。配置されただけで仕事に携われるかどうかについてはあずかり知らぬとなっていないかどうか?

寺田部長    原則的な言い方をすれば、校務分掌の中で位置づけられています。ただこれまでの学校は司書資格があろうがなかろうが、その担当の職員がいました。それが校務分掌に位置づけられて、学校の教育活動の年間計画が立てられる。当然それは子ども達の専門委員会の関わりなどを考えて行ってきました。そこに司書の資格を持った人が必ず学校に置かなければ成らない。またその資格を持った方が校務分掌の係として配置されることが原則になっておりますが、現状はどうでしょうか?

赤坂委員    教務部というのがあり、その中に図書係があります。その係には司書資格のあるものがあたっています。ですから年度始めに係を決めるときにはそのことを前提にしています。ただ司書の資格を持った教諭が少ない場合、また資格者が色々な仕事がしたいという希望があった場合などはむずかしい状況になります。

寺田部長    今、大学の教職課程をとると、司書教諭の資格を取ることができるシステムになっています。ただその先生が資格を持って学校に配置されたとしても、その先生が一生教員を終わるまで図書担当でいるかどうかというのは、また別問題となると思います。

瀧内委員    学校における司書か関係職員とは、司書とは司書教諭なのですか、それとも図書館で働けるという意味ですか?学校における司書とはどういうものなのか、その辺がわかりませんので教えてください。

清野館長    司書教諭は担任を持っていますので、図書館にかかわる仕事はできないということで、市から司書を配置しているところもあります。ですからその方は専門に図書館のことをやっています。

寺田部長    学校に配置されているというのは司書教諭のことです。司書としての配置は登別市としてはされていません。

瀧内委員    それを配置して欲しいと要望したならば、財源はどちらになりますか?

清野館長    それは市となるでしょうね。例えば岡山県などは市に各学校に司書を配置しています。司書教諭の場合は法的に12学級以上のところには、司書教諭を配置しなければならないということしか明記されていません。その方が図書だけ担当できるかというと現実はそうではない。

赤坂委員    それではここに書かれていることはそう努めます、ということですか?

合田委員    結局、よそで作っている計画を見て横並びに作ってしまうというこれまでの計画のあり方そのものと、実態にそぐわしいものを加案して作っているのかどうかが問われるのではないでしょうか?現状では司書配置等はうちの市では絶対にありえないことだと思います。それをここに文言として入ってくるのか、努力目標として入れるのか、可能性のないものをかいていいのか、そんな計画でいいのかどうか、私たちが必要としているものをとりあえず最低限実現性のあるものは何なのかなどを具体的な文言を計画に入れていかなければ、絵に描いたものになってしまうのではないかと危惧しています。この文言はストレートにとっていいものなのか?

赤坂委員    でも実現可能性のないことを省くことは出来ないと思います。前の推進方策をもっと広げて、重点で焦点化したほうがいいのではないかと言うことですね。

清野館長    重点は道の指針です。それをうけて市町村がどのように行っていくかということです。

松原委員    現状は今話されたのでわかります。だからといって司書を配置するだけで豊かになるのかではなく、論点がおかしくて現状の認識をしたときに、この計画をどのようにしたら実現できるのかを我々が話しをしなければならないのではないでしょうか?この案をできるようにするのが私たちの仕事ではないでしょうか。政治的には教育委員会にお願いをしたり、図書館まつりも子ども達の図書離れを少しでも改善できるようにということで行うのでしょうし、できることをしていくといいのではないでしょうか?さきほどもコラボレートの話しをしていましたが、考える会の方々が学校にも係わったり、係われる環境をまず用意するべきではないかと思います。

永森主査    図書館としましては昨年度から実質的にできる部分ということで、合田委員さんの方からも、読書環境の中にどのように入れていくのかという具体的なものを示す方向性をもってというご意見をいただきました。昨年度より「こぐま号」の巡回を登別小学校に入れてもらいました。登別小学校の子ども達は登別中学校に行くということで、図書館として、登別中学校に趣旨を話しご理解をいただき巡回しています。これで登別方面の小中学校の巡回環境は整いました。では鷲別方面はということになり、赤坂校長に快く受けていただき昨年度は3校に「こぐま号」が巡回しました。小学校も回るのであれば保育所もということで変則的ではありますが、保育所長にご理解をいただき、昨年度巡回させていただきました。今年度につきましては若草小学校より依頼があり、青葉小学校、鷲別中学校へもご理解をいただき巡回を行っています。お手元に巡回日程表をお渡ししておりますので、時間がありましたら見ていただき、忌憚のないご意見をいただきたいと思います。また、保育所には団体貸出や「こぐま号」巡回では3歳児から本の貸出を行っています。読書離れのことでも5年、10年のスタンスを見た場合、読書の習慣が身についていくのではないかと考えております。中学校の生徒は部活などで図書館への足が遠のくらしいので、残りの中学校へもご協力をいただきながらできるだけ身近な部分に本を置いていただく意味で巡回を考えております。図書館としても、若干ではありますが長いスタンスの中で活動していきたいと思いますので、よろしくお願いします。

瀧内委員    近くの「こぐま号」のところへ行っていたら、青葉小学校の子どもが「学校にも来るよ。」と「こっちでも返すことができるんだって。」などと教えてもらい今度学校の方へも行ってみようかなと思いました。

永森主査    学校の場合は利用者が限定になります。近くの方が行かれると学校にご迷惑をおかけしますので、巡回日程表も一般の方には小学校などを除いたものを配布しています。

瀧内委員    将来的に見通して親しむチャンスを増やすことはとてもいいことですね。でもこれで全部の学校なのかなあと思いました。

永森主査    入っていない学校もあります。今後ご協力を仰ぎたいと思います。次年度については白菊幼稚園の方から依頼がきております。

合田委員    こういう取り組みはいいですよね。やっぱり出て行かないとね。

瀧内委員    司書に話はお金がないとできないということですよね。お金がないとできないことと、お金がなくてもできることを見極めないといけないと思いました。学校でこぐま号を利用するのはいいと思いました。

松原委員    世界中、町の真ん中に大きい通り抜けにできるといいけれど、できないから学校に図書を置いたり、別館を置いたりしていると思います。それはお金のことなど、色んな問題等があると思うが、本当はこれが理想というものはあるにもかかわらず、できないからばらばらにしたり、小さくこじんまり行っていると思う。いわゆるハードの面でできないものを我々も含めてできることをやろうかというしかない。これからは出かけなければならないサービスとやる気も大事ですよね。大事なことがわかる大人が、わからない子どもに伝えていく時期なんだと思う。図書館で借りるのが当たり前ではなく、興味を持たせるということが合田さんたちがやっていることだと思いますが、そこのところにもどりましたね。

安田委員    我々の時代は本を買う、買ってもらうということが大変な時期だった。その時代を過ごしてきた方の子どもたちが先生になったり、親になったりしています。それが今は子どもに本ではなくてDVDを買って与えるとか、ゲームを買って与えるというふうになっていますよね。本の方にいかず、親もゲームをしたりしているのですから、親の段階から改革しなければ、子どもには押し付けになってしまいます。親はコンピューター、電子辞書子ども達にもコンピューターで本は読ませないという状況であると、図書館に行くというのは遠のくのは当たり前だと思う。子どもというだけでなくもう少し上の年令の段階からPRするのがいいかと思います。残虐な子ども達が育つ現状を見ると、親からもう少し積極的に働きかけをするのがいいのではありませんか。大人にPRしなければ現状の打開は難しいのではないか。図書館に来る方は何年も来る方ですし、私たちが来て欲しいと思う方は一般的に来てくださいと言っても来ていただけない。そのためには親から改良してほしい。

合田委員    読書は習慣的なものであって、大人になってから本を読みなさいといっても結構難しい。私たちが思っているのは幼少から本に親しむ環境の中で育てて、いったん読書離れしてもまた本の豊かさを実感した子ども達は大人になってからでも戻って来れるのですが、今まで一度も図書館にきたこともない、本に触れたことも無い大人を教育して戻せるかというとかなり至難だと思います。今やれるべきことは、子ども達の読書環境をどのように整えていくのかいうところに力をいれて重点化させていくというところが私たちの役目だと思っています。ですから学校図書館をないがしろにしないで、子どもは声をあげる手段をもちませんから、そのことを理解できる大人たちがどれだけ具申して環境を整えるために力を貸してあげられるのかそれが私たちの役割だと思っています。それをなんとか実現できないものかと思います。

松原委員    先ほど館長の言った貸出冊数が20万冊を超えたということですが、20年前と比べるとわからないが、ある意味提供できていない部分というかみんなに本を見やすい環境を作れていない部分を否定はしないが、そこそこかなと思ったときに、読む全体の人口の割合が登別市では数字的にはどのくらい上がるといいのか。

合田委員    それは数の問題ではなくて、人というのは不景気になればなるほど、自分のお金で本が買えない、高齢化になり年金生活になる等やっぱりサポートするのは図書館なんですよね。

松原委員    例えば環境が整っている図書館がずっと増えつづけているのかということが知りたい。

合田委員    増えています。貸出冊数はあまり利用はしていませんが、ある程度のバロメーターにはなっています。7冊10冊などは普通ですから、石狩(新しい図書館で立派)なんかは北海道で一番貸出冊数増えていますが、すごい数字でいっていますから、にわとりが先か卵が先かということになりますが、でもやっぱり環境があって人というのは動くというのは事実ではないかと思います。特に本のようなマイナーなものは1冊を読みきるには努力が要ります。テレビのように受身ではないので、1冊読みきった感覚というものは子どもは達成感をもつはずです。それは目に見えませんが、間違いなく子ども達の力になっている。その積み重ねを経てきた大人が社会を変えていく力になるとかなり長期的な見通しでではありますが、図書館の役割はそこにあるだろうと思っています。なにはさておき、下水道と同じように整えるべきだと思っています。

安田委員    昔のいい言葉がなくなってきています。それを教えるのに辞書を引いて調べなければならない。昔は大人に聞いて覚えた言葉が今はそうではない。それが本を読むと結構出てくるので、ですからとても大切だと思います。それをどのように読ませるといいのかということですよね。残念ながら新聞にもいい言葉が消えています。

赤坂委員    子どもの環境を整えるということですが、小学校でみると小学校の前、幼児時代にいかに家庭で本に触れさせるのかということ、親に読んでもらうのではなくて、親が子どもに読ませる環境をどう作っていくのかという計画が大事なのではないかということですね。

合田委員    だからブックスタートが大事なんです。

安田委員    このあいだ道新にも出ていましたね。

合田委員    ブックスタートがすぐ効果が上がるかどうかはまだわかりませんが、確実にそういう環境があるというのは大切だと思います。100万足らずでできるのですから、学校図書館もできない、ブックスタートも出来ないというのではなくて、どちらかでも優先的にやってほしいです。

安田委員    環境がよくないのはダメなんですよね。環境をたくさん作って本を手にしてもらってやはり図書館だというようにしたいです。お金のかかることですから簡単ではないのでしょうが。

合田委員    お金ではなく体と知恵を貸してください。

松原委員    少なくても国も道も大事だとかいう部分は一致していますよね。でも実際はそれほど大事だと思っていないということです。大事だと思っていたらお金をかけるでしょう。だからその辺が原点だから、やはりやれることはボランティア的なことしかできない。ましてやこんな小さな市がわずかなお金で図書館に10億、他のほうが犠牲になって市民が納得するのかというようなバランスをも考えなければならない。それらを踏まえて今年1年は何ができて来年は何が出来るのかと考えていかなければならないし、できることはありますよね。

合田委員    読書活動推進計画で登別市の独自性や特徴などをひとつかふたつ入れて下さい。つまり何をするのか?白老町などはボランティアで司書を持っているお母さんがひとりで学校をまわっています。専任でつけました。せめてそういう制度等、今できる中で最大限可能なことを盛り込んだ計画にして欲しい。実態のない計画は見飽きています。そうではなくて登別市が実現可能なものはなんなのか、1点や2点確実に盛り込んでやりましょう。そうすればみんなで力を合わせ、目的を絞ってそこを充実させることで他の方へも波及効果が及んで環境がよくなるということも考えられる。きれいな文言だけではなくて、独自性のあるうちの市ならではの計画をぜひ立ててください。

三浦室長    わかりました。先ほどの質問と関連しますが、ここに国と道の計画や方針があります。現状が入っていないという質問がありましたが、確かに図書館の現状については図書館の担当が入れます。ここに入っていない部分は学校図書なので、学校教育グループと協議をしていきます。まだ経過が途中なものですから、学校関係へアンケート調査をしたり、学校教育の方から現状を捉えた上で、具体的な取り組みを積み重ねて、今後時間をかけてまとめていきます。その中で合田委員が言われてる現実的にひとつでも実現できるものを盛り込んでいけば来年3月までには策定され、18年度からスタートできるという計画ですから、そのように進めていきたいと思っています。

合田委員    今日の協議会の中の意見として、この計画にブックスタートと学校図書館の充実の2つはぜひ柱にしてやっていただきたいと思います。

清野館長    ブックスタートについてですが、これまでの議会で何度か質問が出ていまして、ブックスタートの趣旨に則った運営は行っていくが、予算をつけて本を配布するということは今後も取り入れないということです。学校図書館の整備ですとかハードの面では確かに予算も必要ですし、人的配置も必要です。子どもの本を読むという活動については全国で朝の読書ということで2万校が取り入れています。それはお金がかかることではないし、整備計画に載せることではなくて、即授業の取り組み方針を変えれば、取り組めます。各自が毎日朝10分間本を読むということで子どもの読書意欲が図られるということが全国的な調査でも出てきています。確かに読書環境を整備することは重要なのですが、整備されなかったら本を読まないのかというとそうではないので、取り組み方次第では意欲も育てられるということです。全国の取り組んでいる学校の調査を見てもわかると思います。約500万人近い子ども達が小学校から高校までですが取り組んでいます。

瀧内委員    具体的に登別では行っているところはありますか?

寺田部長    朝の読書の発端は国語から出たのではなく、千葉県の高校で生徒指導の面から始めたんです。心を落ち着かせるなどがスタートだったんです。市内の中でも朝の読書、あるいは学級での朝の読書などは行っていると思いますが、全校的に日課表に位置付けたのは幌別小学校です。これも国語というのではなくて、心の教育の一環でした。ところがそのことが理解されるのではなく、朝の読書ということだけが流行していっている帰来があります。学校というところは教育課程を編成し、どんなねらいで併用して行っていくのかということでウエイトのかけ方が違ってきます。国語の力をどうやって高めるのかという趣旨で行っているところもあるでしょうし、心を育てるんだという趣旨で行っているところもあると思います。いずれにしても、単純な線引きは出来ませんが、理解していただきその学校のねらいの中で位置付いているということをおさえていただきたいと思います。

赤坂委員    基本的に朝の読書は評価をしないということなんです。ですから国語の授業の中で行うことは評価が絡んできますので、基本的に行っているところは授業の前に行っているのが多いです。一斉に行うとなると放課後の帰りが遅くなるなどの色んな問題も内在しているということもご理解いただきたいと思います。毎日行っているのは幌別小学校で、どの学校も週に1度や2度くらいの取り組みは行っています。

瀧内委員    ブックスタートの延長ですから、評価とは別に行ったほうがいいと私も思います。

赤坂委員    こんな時間になりました。基本的には図書館も色々な努力しているというのは協議会として認めています。協議会としての願いもたくさんあります。ぜひ市の財政の方と話しをするときに、協議会より強い要望があると強調していただいて、小さいことから実現できればと思います。

合田委員    来年度の予算をもう立てられていると思います。その中で資料費に900万かけておられますが、その配分ですが、今回のように事業を組むときに報償費の計上が少なくて、5万円では図書館を運営できませんから、全体枠を減らさないまでも、配分を考慮して欲しいと思います。寄附などもあり、資料費の方で100万くらいは事業費当てて欲しいと思います。

清野館長    事業費予算とは?

合田委員    色々な事業はできますよね。講演会ですとか、できることはあると思います。現実お金がなくて図書館は何もできなかったではありませんか?

清野館長    今の4万を100万に要求して欲しいということですか?

合田委員    急には100万は無理だとしても、せめて20万でも段階を踏んで多くしていって欲しいと思います。今時講演会でも2万や3万では講師の方に来てはいただけません。この予算配分では図書館は何もするなと言っているのと同じではありませんか?変更予算としてぜひ変えてください。

松原委員    これは何にいくらかかるなどの具体的にあらわした方がいいのではないですか?

合田委員    来年は図書館まつりに10万は予定して欲しいし、それからちゃんとした講演会を予定するならば最低でも10万はかかります。だから講師料を20万、30万をあげておいて、ひとりではなく2,3人に使えるでしょう。そう考えても50万は必要です。何か事業をしたくても予算がないのでできません。

松原委員    もう少し事業活動費を増やして欲しいということですよね。協議会としてはそれしか言えませんので、合田委員の組織などがもっとこれをして欲しいなどの要望を出していただいて、ここでは4万では何もできないと協議委員の意見であるということを理解していただきたいと思います。

三浦室長    新年度予算の編成方針が出ました。その中に新しい事業展開をする場合は、今までの予算の中からやりくりをしなさいということで、資料費などを果たしてやりくりができるのかどうか、内容の検討をし、相対枠は増えませんが、館長と話し合ってみます。

合田委員    4万ではね、何もするなといっているようなものです。

赤坂委員    要覧5P予算のところです。

合田委員    報償費とありますが、講師謝礼が4万しかないんですよね。

赤坂委員    どこを減らすかですね。

三浦室長    言っていることはわかりますので、事務局でやってみます。

清野館長    ただ、科目が同じであるとやりやすいのですが、科目が別であれば要求が別になってしまうので、やり繰りとはちょっと違います。

松山委員    新しい科目は増やせないということですか?

清野館長    新聞を減らして雑誌を増やすなどということは科目が同じなのでやり繰りはできますが、科目が全然違いますから、本代を減らして報償費をあげるというのは、別個の要求になってしまいます。

合田委員    それくらいの要求も融通が利かないのであれば、行政の内部もどうにもならないのでありませんか。

赤坂委員    計画も大事ですし、計画倒にならない部分もご理解いただき、検討をしていただきたいと思います。色んな話がでましたが、2時間が経ちましたので、これで終わります。ありがとうございました。