平成18年度

第2回登別市図書館協議会会議録

開催日時  平成19年3月29日(木)午後3時30分

会  場   図書館3階会議室                

出席者  《委 員》 鳥居委員長、合田副委員長、松原委員、街道委員、

        《図書館》 山田館長、永森主査、林主事

 閉  会  午後4時40分

1.会議録について

u      鳥居委員長
・先日、図書館から第1回の本協議会の克明な会議録が送付された。
・これまでの慣例では、このまま図書館のホームページ(以下HP)にアップさ
 れるという。少し疑問に感じているので皆さんのご意見をお聞かせいただきた
 い。

u      街道委員
・前回は、録音テープが回っているのを知らされていなかった。言い換えると情
 報の共有がなされていなかったという印象。
・発言の微細な部分まで記録されていた。テープ起こしには大変な労力を要した
 と思う。話し言葉を書き言葉に変えるのは難しい作業。どの程度の精度を求め
 た会議録が必要なのか。
・これまで金田一春彦さんや藤本英夫さんなど、市内で様々な著名人の講演があ
 った。テープ起こしの労力は、それらの講演録を『登別叢書』などとしてまと
 めた方が登別市の財産として役に立つのではないか。

u      松原委員
・HPで公開することは悪いことではないと思う。
・ただし、発言の微妙なニュアンスや会議の雰囲気は伝わりにくい。
・簡素化した会議録を載せるのが良いのではないか。全文掲載の要求があればそ
 の時点で検討しても良いと思う。

u      合田副委員長
・HPで情報公開するのは時代の趨勢。私たちが要求してやっと実現した。これ 
 は変えてほしくない。
・図書館そのものが市民に理解されていない現状では公開も必要。
・講演録の編纂などは図書館でやるべきことではない。各主催団体が記録として
 作成し、それを図書館で保存する方が良いのではないか。
・地域資料をきちっと保存していくことが図書館の務めであり、それがなされて
 いないのが現状だと思う。
・図書館の理念としては、チラシの一枚までも地域資料としてストックすべき。 
 ただし、図書館の職員数や建物の現状を考えるとそこまで要求するのは難しい。

u      山田館長
・会議録をHPで公開しているのは、昨春までは多く見られたが、最近では道央
 以南では2市ほど。

u      鳥居委員長
・情報公開という観点と公立図書館の協議会ということで委員も自覚を持って発
 言し、その結果をきちんと伝える、これはある意味で正論と思う。
・ただし、会議の流れの中で話せない、本質を語れないという制約を受ける場合
 もあるし、言葉足りずで発言の真意を伝えきれない場合もある。
・HP上で公開すると各人が言質の部分に責任を負わなければならない。
・HPは一種の匿名社会。ネット上では常識の範疇を越え、常識を無視して誹謗
 中傷している人が多いので非常に怖い部分でもある。

u      松原委員
・今広く情報公開が当たり前のようになっているが実は難しい問題。ネット社会
 は匿名できてしまう。
・知る権利に対応するため一般に公開する方法は何種類かあると思う。図書館に
 会議録を置きいつでも閲覧できるようにすれば、HPと違って顔が見えるので 
 問題は起きにくいのではないか。

u      鳥居委員長
・会議録も雰囲気までは伝えられない。
・委員の皆さんには責任のある発言をいただいているが、全文掲載でなくてもア
 ピールできるのではないか。
登別市の図書館運営はどうあるべきか、あるいは読書についてどう考えていく
 のかという意見を率直に発言できる協議会でありたい。
・この会議録の件については事務局から提案をいただくかたちにしたい。
・『登別叢書』の提案は、著作権の問題をクリアする必要があると感じる。
・テープ起こしをしてそのまま全文掲載というのは、過不足が生じた場合講師に
 対して失礼になってしまう部分もある。
・地域資料として保存しようというのは大切な考えかと思う。

u      合田副委員長
・要点の記録には賛成。誰がどんな発言をしたかを確認するのは外せないと
 思う。

u      街道委員
・会議録は発言要旨で良いと思う。発言者の名前は記載を。
・利用者の一人として良い図書館になってほしいという視点で自由に発言させて
 いただきたい。

2.これからの図書館運営について

◆街道委員
  ・ある作家が「健康な人は本を読まない」というような趣旨のことを書いていた。
   しかし、健康な人も健康でない人も来てもらわないと図書館は賑わいがなくなる。
  ・「人寄せパンダ」的な本も置かなければならないだろうが、『太陽』のような一
   冊一テーマで写真技術も高く紙質が良い、そういう高尚な雑誌は、一般の週刊 
   誌や雑誌などと同じ扱いにはしてほしくない。
  ・図書館政策というのは本来「こうであらねばならない」といったものがなく、
   地方自治体の文化政策や社会教育そしてインフラ整備という中で進められてい
   くので難しい面が多々あるかもしれないが、あくまでも基本は『本』。
  ・一時的に人気のある本も必要かもしれないがそういうのは最小限にしていただ 
   きたい。
  ・フラットな建物で、お茶でも飲めるような、そして音楽が流れている場所があ
   る、そんな図書館が来やすいし本も借りやすいと思う。

◆松原委員

  ・現在の図書館には建物の問題がある。運営が建物に影響される面は無視できな
   いが、これはなかなか難しい。財政難でこれから10年くらいは無理かもしれ
   ない。しかしそれまで待っていられるか。
  ・図書館に『来やすい』というのがキーワードになるような気がする。まったく
   別な立場で考えるといろいろ方法はあると思う。ボランティアのようなかたち
   で今後市民の方が図書館にどう係わってもらえるか。
  ・本は難しくないし、楽しい。しかし「図書館なんかいらない」という人もいる
   かもしれない。「本は難しい、本は楽しくない」と思う人にどのようにして図書
   館に出向いてもらうのか。そこをいかに解消するのかが課題のような気がする。
  ・図書館まつりの実行委員会のように異分野の方が集まって何かをやるというの
   も一つの解決策かもしれない。

◆合田副委員長

  ・この協議会でたくさん議論しなければいけない課題を抱えていると思う。協議 
   会委員報酬の予算の関係で現在は年に2回しか開けないが、報酬にとらわれず

   必要に応じて自由に集まって質の高い論議をしたい。

  ・学校図書館の交付金の関係や指定管理者の問題などいろいろ議論しなければな
   らない問題が山積している。次回は例年の10月といわず早く開催していただ

  きたい。

◆鳥居委員長
  ・利用者と図書館のパイプ役を果たすのが協議会の役目だと思う。今後とも図書
   館のことをしっかりと考える協議会でありたい。

  ・次回の早期開催を求められているので、4、5月は無理としてもなるべく早く
   開催していただきたい。

回数の問題も含めて事務局の方で検討していただけたらと思います。遅くまでどうもありがとうございました。