■ 明日をひらく窓  12月14日発行


●意義ある冬休みを!


 学期末をむかえ、いよいよ冬休みが始ります。有意義な休みとなるよう、家族で十分に話し合いながら楽しい計画を立ててはいかがでしょうか。

@ 地域活動に積極的な参加を・・・
 ・冬休みでなければできない自然体験をはじめ、ボランティア活動など
地域の諸活動に積極
  的に参加させましょう。

A ゆとりの中で規律ある生活を・・・
 ・冬休み中の計画を具体的に立てさせ、
規律ある生活を送らせましょう。
 ・家族の一員として役割を自覚させ、進んで
家の仕事を分担させましょう。
 ・温かい家族の雰囲気の中で、
家族との対話を深めましょう。
B 問題行動などの未然防止を・・・
 ・年末年始の開放的な気分から
事故に遭わぬよう気をつけさせましょう。



●自然の中で学ぼう!
〜遊びが子どもを大きくする〜

 屋内で遊ぶことが増え、自然の中で遊ぶことが少なくなっています。自然の中で遊ぶことで驚きや感動を体験し、豊かな感性が育くまれます。

《自然体験をしたことがない小・中学生の割合》
 次の体験が「ほとんどない」    
木登りをしたことがない (男子) 37% (女子) 54%
キャンプをしたことがない (男子) 40% (女子) 45%
輝く星をゆっくり見たことがない (男子) 25% (女子) 21%

     (平成10年度文部省調査 全国公立小学校2・4・6年、中学校2年生約1万人)



●チョッといい話 『小さな親切』みつけた!!

  『一緒に帰ろう!』

 2学期のある日の放課後、3年生の母親から弾むような声で、校長室に電話がありました。
「昨日午後3時半ごろ、子どもが、どしゃ降りの中、学校から帰って来ました。傘を持たせなかったので気になっていましたが、子どもの『ただいま!』の声で、私は急いで玄関に行きましたが、子どもの服は、全く濡れていないのです。
 聞くと、6年生の男の子が『一緒に帰ろう!』と色々お話しながら傘に入れてもらい、学校から家まで送ってくれたというのです。私も子どもも全く面識のない子でした。あわてていたので名前も聞くのも忘れてしまいました。
 このような親切な子どもがいることが嬉しく、感謝を含めて、早速、学校に電話を掛けました。」
 校長先生は、何気ない小さな行動ですが、今日、心のすさんだ青少年の事件や事故があいつぐ中で、この出来事をとても嬉しく感じたそうです。
 子どもたちの心の中には、「小さな親切」の卵が、沢山あるはずです。それを孵化させるのが、私たち大人の責任ですと語っていました。《富岸小学校》



●ちょっとした心遣いを!

『子どもは、親の背中を見て育つ』とよく言われています。このことは、親が率先して、困っている人に声を掛けたり、手を差しのべたり、また子どもと一緒に外出した時など、車から守るように手をつないであげるなど、常日頃から優しい心遣いで子どもに接していくことです。
 それを見ている子どもは、母親のする通り心配りをするものです。わが子が他の人にそのような心配りをした時は、素直に「いい事したね。母さんも嬉しいよ」と褒めてあげることです。


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