明日をひらく窓 《平成13年 7月16日発行》 


いよいよ楽しい夏休みがやって来た!

 いよいよ楽しい夏休みに入ります。
 約25日間の日々を有意義に過ごさせたいものです。
 学校生活をしばらく離れるこの間は、興味や関心を抱いていることや挑戦してみたいこと、試してみたいことなどにじっくり取り組める絶好のチャンスです。
 夏休みの生活は、学校に通っているときの生活と少し異なります。たっぷりある時間を有効に使えるように、行動させましょう。
 できるだけ早く、どんなことに取り組むのかを、はっきりとさせた計画づくりの手助けに努め、有意義な夏休みにさせたいものです。



●変質者に要注意●

 着衣は軽装になり、窓は網戸をたて、開け放つ夏の季節がやってきました。すでに今年も8件の変質者(痴漢)や不審者の出没がありました。
 もし、危険な目に遭ったら、すぐに近くの家に逃げるか、大人の人に助けを求めるよう今一度指導を行ってください。

地域の力で子どもを魔の手から守ろう!


子どもたちの 生活にゆとりがありますか?

 今の子どもたちは、小さい頃から時間に追われているようです。ゆとりのない子どもは、「疲れやすい」「イライラする」など心身にストレスが溜まりやすいものです。
お宅のお子さんはどうですか?

Q毎日運動しなのに疲れることがありますか?
《「よくある」と回答した子どもの割合》
小学2年生 3.3%
中学2年生 6.0%
(対象)小学校2年生2570名、中学校3084名(全国抽出)
(資料)「全国子ども体験活動等に関する調査」より
平成10年度 青少年教育活動研究会調査


★今年も挑戦 ボランティア委員会(若草小)

0.4gの善意! リングプルが車イスに

 昨年4年がかりで集めたアルミ缶のリングプルで遂に車イス1台を取得し、恵愛病院に寄贈しました。
 車イス1台を取得するためには、
1個0.4gのリングプルが975,000個が必要です。(390g)
 若草小学校児童会のボランティア委員会では、リサイクルを通じて人のお役に立てることをしたいという願いから、今年もこの取り組みを継続しています。
 委員長の甕岡美帆(6年)さんは、「リングプル集めは、ボランティア活動の一つですが、このような小さなことでも長い時間をかけてやえれば、何かができます。社会のために尽くせばうれしいです。わたしたちがいなくなっても、引き継いでやってくれるはず」と力強く語ってくれました。この回収活動は、地域の方々にも広がり、今は、学校・家庭・地域が一体となって取り組んでいます。
 登別市の学校では、7年前、幌別西小学校が、リングプルで車イスを取得し、社会施設に寄贈しております。現在、青葉小学校でもリングプル集めをボランティア活動の一環として取り組んでおります。


★この夏休みにいろいろな社会体験をしてみよう

 家の中で一人遊びに夢中になっている子どもたちが増えています。周りの人々と関わりの少なくなってくると、心や体のバランスが崩れ、望ましい人間関係も築かれにくくなります。そこで家族や仲間との触れ合いはもちろんのこと、地域社会での社会体験が重要な役目だといえます。
 身近な社会体験と言えば、町内会や子供会で行う「クリーン作戦」「お祭り行事」「ボランティア活動」などがあります。このような、行事に参加すことによって、子どもの自主制がが育ち、連帯感や責任感が高まり、豊かな心も育まれていきます。
 時には、親子が一緒になって参加してみるのも親子間のふれあいや家庭としての地域活動への関わり方を自覚する上で大切です。


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