明日をひらく窓 《平成14年 3月10日発行》


新たな旅立ちを祝って!

 厳しかった寒さも和らぎ春は駆け足でやってきました。小道の草木や樹木の芽も膨らみ、春の息吹を感じるこの頃です。
 3月は卒業のシーズンです。登別市はめでたく卒業証書を手にし、新たな旅立ちを遂げる児童・生徒数は、小学生506名、中学生555名です。
 ご卒業おめでとうございます。
 保護者の皆さん方は、お子さんが立派に成長された姿に感無量で喜びもひとしおのことと思います。
 お子さんの成長を心からお祝い申しあげると共に子どもたちの将来が実り豊かで、明るく輝かしいものとなることを願っております。




★4月23日は 全国「子ども読書の日」

 読書活動につての関心と理解を図るとともに、子どもの読書への積極性を育むことを目的に「子ども読書の日」が設けられました。
 活字離れに一石を投じる意義ある日となることでしょう。
 登別市では、この日に連動して、5月5日前後の一週間を
春の読書週間として、色々な行事を予定しています。





●変質者はいつも狙っています!

 今学期に入り、すでに3件の不審者・変質者の出没がありました。

危険な目に遭遇したら、すぐに近くの家に逃げ込むか、大人の人の助けを求めるご指導をお願いします。 




★私たちの学校の目玉は、これです!=各学校の特色ある教育活動=
◎4月から一斉に実施される「総合的な学習の時間」の取り組みの内容

温泉小 ・・・・・ 情報社会に対応して、パソコン操作やその技術を習得し、授業や他の活動を図る学習に取り組みます。
登別小 ・・・・・ 豊かな自然環境を生かし、「垣根のない学校」として、地域の方々とふれあいを通じ「ふるさと登別」を学びます。
幌別東小 ・・・・・ 地域のお年寄りと集会活動や学級園での栽培活動などを通じ、交流の促進を図る学習をします。
幌別小 ・・・・・ 価値ある体験を通じて、心でじっくり考える「いのちの学習」に取り組みます。
幌別西小

青葉小

富岸小

若草小

鷲別小

温泉中
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「環境」(3年)、「地域文化」(4年)、「福祉」(5年)、「国際理解」(6年)をテーマとする学習に取り組みます。
「青葉の森」の植物や野鳥の観察を通じて、自然環境の大切さとそれを守る学習をします。
環境や福祉に関する教材を通して、子どもに興味・関心を持たせる実践的活動に取り組みます。
地域の高齢者の方々から得意としている技や知恵を学びながら交流を図っていく学習を進めます。
自然に親しみ、自然環境の大切さを学びながら身近な人々と豊かな交流を図る学習に取り組みます。
観光登別温泉を再発見し、「地域づくりの行動化」を図る学習をします。
登別中 ・・・・・ 「生き方に触れ」(1年 環境・福祉)、「生き方を探り」(2年 職訪問・実習)、「生き方を見つめる」(3年 自らの課題を解決)、学習をします。
幌別中 ・・・・・ 子ども達の思いや願いが生かされるような色々な体験学習を取り入れ広く視野を広げていく学習をします。
西陵中 ・・・・・ 幌別川敷での自然体験(1年)、ボランティア体験(2年)、職業体験(3年)などの学習に取り組みます。
緑陽中 ・・・・・ 点字学習、視聴覚障害者との交流、老人介護の仕方、手話など福祉教育に関する学習に取り組みます。
鷲別中 ・・・・・ 色々な人々との出会いを大切にし、交流していくことで、「自分の生き方」を見つけだす学習に取り組みます。



★過ぎたるは及ばざるがごとし

 幼児の頃から知的な教育に取り組ませたりする親がいたりもしますが、早くから学習させられた子どもは、小・中学生の段階で疲れてしまうことが少なくありません。
 他の子どもとの比較に目を奪われたり、早く成果をあげようとイラだったりする家庭の雰囲気も子どもの心の成長をゆがめかねません。
 また、小さい頃に大切とされる遊びや様々な体験の機会を減らすことにもなります。子どもを見つめ、この個性に応じてじっくり育てることの大切さに気付いてほしいものです。


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