生涯学習社会の実現を目指して


 登別市が、時代の流れに即応した生涯学習の取り組みを積極的に進め、「理論より実践」をモットーに、知恵を出し汗を流して数多くの実践を積み重ねながら、生涯学習の推進に努めて10年が経過しました。
 これまでの実践から学んだ成果を踏まえ、一段ステップアップした各種施策を展開するため、この度、本市独自の生涯学習推進基本構想を策定することといたしました。
 これからの生涯学習社会は、いつでもどこでも学ぶことができ、学習した成果が適切に評価され、誰もがいきいきと自分を生かすことができる社会でなければなりません。
 また、乳幼児から高齢者まで、障害をもつ人も含めて、市民一人ひとりが、その人ならではの社会貢献ができ、お互いの個性を認め合える社会であることが求められています。
 この構想は、家庭、学校、地域社会を一体的にとらえ、教育行政をはじめ、あらゆる行政分野が連携し、総合的に生涯学習社会の構築に取り組みことを目指し、本市における生涯学習推進の基本方向を、市の総合計画(1996年策定9を受けて具体的に示したものです。
 市民の皆様が、この基本構想により、本市における生涯学習への理解を深められ、自己の充実と向上を目指し、積極的に学習活動に取り組んでいただきますようお願い申し上げます。

2000年(平成12年)3月

登別市教育委員会  教育長  後 藤 八 良